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夜明けまで1マイル somebody loves you (集英社文庫)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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共感度100 ★★★★★
村山由佳の小説を読むのは、実ははじめて。
かなり軽いノリではあるけれど、
自分としては、かなりぐっとくる場面が多く。 


人妻マリコさんと不倫真っ最中の大学生、涯(がい)。
オトナの女性の気の利いた扱い方なんか、わかるはずもなく、翻弄される毎日。
キャンパスでの生活。バンドでの悩み。
幼なじみのボーカリスト、うさぎとの微妙な関係。
「お前のベースなんか、いくらでも替えがきく」と言われ、落ち込む日々。

…ああ、なんだろう、このステレオタイプな青春。
でも、なんでこんなに「あるある」気分になってしまうんだろう。

自分に自信が持てなくて、
「取り替えのきく自分」に何の意味があるんだろう、なんて煮詰まって。
今ある恋も、いつなくなってしまうか、いつも不安で。
大切にしたいのに、やり方がわからなくて。
それなのに、やっぱり別れがやってきて。
ボロボロになって。
でも、救ってくれる人もいて。。。

「そうやって人はオトナになる」っていう類の小説なんだろうけど、
自分はまったくオトナになれていないので、
いろんな辛さや折々のハッピーやちょっとした幸せな気分なんかを、
たくさん思い出すことができました。
★満点!
うさぎ ★★★★☆
甘酸っぱい大学生の恋。涯とうさぎのラストは?なかなか展開が進まずイライラしましたが、村山由佳さんらしい小説だなと思いました。学生にしかできない恋や感情。私には忘れていたものを思い出させてくれる本でした。こういう気持ちは忘れたくないですね。
愛は悲しいね ★★★★★
男と女って難しいんですね。体自体はすぐそばにいても、心は遠く離れている時がありますね。バンドもヴォーカルが目立ち、あとの楽器隊は糞扱いされる。何もかも思い通りにいかない青春って辛いけども魅力的だと思います。
透明感のある空気を感じる ★★★★☆
「地球上で同じ時代に生まれて出会えたこと。自分として生まれてきたこと。それは奇跡であり、運命の出会い。」

ほんとそうやなぁ☆と思いました。

順風満帆な人生ではないけれど、不器用で、いっぱい悩みながらやけど、オンリーワンの人生やもん。まっすぐに生きていこう!!
そんな気持ちにさせてくれる本です。

大学生の涯くんが、講師のマリコさんとの恋愛や、幼馴染たちと結成したバンドでの活動や、日々の生活の中で感じた想いなどが綴られています。

透明感のある、でもほんの少し色づいた空気を感じる作品です。

お金出すほどではない気が… ★☆☆☆☆
主人公、涯は、大学で講師をしているマリコさんとの不倫の恋に夢中になる。
一方、涯が所属するバンドDis-tanceのボーカル「うさぎ」は、ハスキーな声と少年染みた容姿が災いし、辛い失恋ばかりしていて…

なんだかなあ、とい感じでした。
最初から最後までだらだらと、特に結末もなく文章が並んでいた感じです。
マリコさんとの不倫と、「うさぎ」がプロとして引き抜かれそうになったバンドのごたごたとが同時並行で進んでいくのですが、特にバンドのほうがひどかったです。
ちゃんと取材して、調べたのかな、という気すらします。

中学生がかっこつけて書いた文章をちょっと手直しした、みたいなものを読まされた気分でした。