T田はもういい!
★★★☆☆
残念ながら1巻のほうがおもしろいです。2巻はT田の内容が多すぎます。作者が自分のちょっと痛いところ(他に同じことやっている人がいたとしても決して人には言わないこと)を赤裸々に告白するのがおもしろいスタイルだったと思います。
読み終わるのに時間がかかる味のある漫画
★★★★★
1巻に続き作者のどうしようもない日常やそのどうしようもない作者からみたおもろいもんをつづった漫画。
もともと月刊誌の小さなスペースに掲載される作品のためか、1本1本が濃く、読み終わるのに時間がかかる。私は漫画の単行本は大体15〜20分で読み終わる(もちろん作品による)ぐらいの読書速度だが、この漫画では1)情報量が多い、2)面白くていったり来たりしてしまう、3)カバーの裏にまで漫画が掲載されていたり、パラパラ漫画があるなど作者の遊び心が散りばめられているなどの理由で読破に1時間ぐらいかかった。
毛頭で「どうしようもない」と書いてしまったが「どうしようもなさ」を生かして(?)、今後の展開も楽しみである。
面白いのか面白くないのか
★★★☆☆
ギャグが1巻よりこなれている(というか分かりやすくなったのか)、とか、1巻の帯コピー「キモカッコワルイ」が活かされていないとか、この辺も減点ではない。
おそらく、"垢抜けた"感じがするのが2巻の悪いとこだろう。他のアフタヌーン作家との交流や、帯に藤島康介の推薦文があったのが、どうも1巻の「本当にこの作者どうしようもないな」という感じが抜けてしまっている。
ガチャポンで気味の悪い一人遊びをしたり、異様な日常を描くことがこの作者の唯一の評価すべきところだったのではないか。2巻でも一人遊びなどをしてるけれど、なんとなく狙って描いたような観がある。素でどうしようもない作者近況(?)を描いてあるのが味だったんだけどなぁ。
世代を超えた面白さ
★★★★★
アフタヌーンの連載を毎月楽しみにしているが、コミックスでまとめて読むとさらに面白い。
私は作者と世代的に近いので懐古ネタが非常にハマルのだが、なぜか小学生の息子もお気に入りだ。
息子が何回も繰り返し読むおかげで、1巻はカバーがすり切れてしまった。きっとこの2巻もそうなるのだろう。