素晴らしきマンガ!
★★★★★
『ハックス!』の2巻。
ビックリした。
いやこれはちょっとスゴすぎでないかってぐらい人物の描写、絶妙な構図、綿密な会話、などなど随所でハッとさせられる場面が見れて、前巻より増して思わずため息が出ちゃう2巻です。
今回はアニ研の本格的始動!の手始めとしてテレシネ作業するって話だけど、その周りのサイドストーリーも進行中。アニ研に入りたいけどなかなか勇気が出ない秦野さん、児島くんの従姉で大学の演劇部に所属する溝口さん、アニ研を良く思わない挙動不審な男子学生(マジ怖い!)とか、アニ研を取り巻くこういった動きもとても気になってきました。
相変わらず細部にまで丁寧なマンガです。
過去の自主制作アニメの描写も素晴らしい。ホント面白い作品です!
見所たっぷりの2巻
★★★★★
個人的に、現在も連載されている漫画の中で最も期待している漫画です。
昨今流行の、ほのぼのした日常を描く学園コメディではなく、
主人公のみよしが知識も技術も無い所から、仲間と協力してアニメを作っていく青春漫画です。
みよしがアニメに興味を持つきっかけとなった、10年以上前にアニ研で作られたフィルムの謎もこの漫画の見所です。
2巻はアニ研の謎が少しずつ解け始め、ようやく作品タイトルの「ハックス」の意味が判明したり、
みよしの兄が現在何をしているのかも少しですが垣間見ることができます。
さらにアニ研廃部、活動停止を目論む男子生徒、その男子生徒と生徒会長の問答、(生徒会長かっこいい!)
やはり、というか、ほんの少しですが恋愛要素も出てきました。
1巻と同じく話の展開が独特で、見所盛りだくさんの第2巻です。
この漫画は、はじめ絵が好きだったので買ったんですが、ここまでおもしろいものとは思いませんでした。
絵が無意味に萌え萌えしてなくて、好印象です。それでいて、女の子がかわいく描けています。
「絵が好き」という理由で買っても充分楽しめると思います。
また地味に細かいのが、登場人物のセリフ。良くも悪くもこの年頃の高校生の話し言葉がリアルです。
そのため、慣れるまでは少し読みづらさがあるかもしれませんが...
2巻まで来ると、慣れのせいか違和感も無くなってきます。
これからどういう話に進んでいくのか、間違ってもバトル漫画にはならないでしょうけど、
今後の展開に期待と不安が半々です。