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「三国志」軍師34選 (PHP文庫 わ 12-2)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: PHP研究所
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軍師の人物評を期待すると良くも悪くも裏切られます。 ★★★★★
コンビニでこんな濃い本を買おうとは…。

作戦参謀のイメージが先行する「軍師」を単なるキャラクターとして見るのではなく、「名士」というキーワードを中心に書き上げられた骨太な一冊。
軍師=名士とは何か…といった所から始まり、その必要性や欠点・各地の派閥が統治勢力に及ぼしていた影響〜終焉まで。これらの時代背景が各人物の生い立ちや立場を通して解説されている。

三国志の人物や地名などをざっくりと覚えている人ならば、新たな視点を開いてくれるに違いない。

「名士」「儒将」「潁川/北海グループ」「荊州/益州グループ」といった言葉に興味が惹かれれば、とりあえず一度、手にとってもらいたい。
「名士論」にも「軍師」の定義にも無理があります! ★☆☆☆☆
本書に挙げられている面々を、「軍師」として一括りとすることに無理があります。それに、著者の定義に従うのであれば、曹操を支えた重要な2人の「軍師」が漏れています。ひとりは曹操のグランドデザインを描いた人物。もうひとりは曹操が献帝を奉じようとしたときに、それを実現可能にしてくれた人物です。正史を読めば、誰でも分かる人物です。

また、三国志学会事務局長でもある著者が、何故そこまで「名士論」に執着するのか謎です。孔融は名士ですが、はたして荀イクは名士といえるのでしょうか?それに、徐庶に至っては間違いなく名士ではありません。既に清時代生まれの歴史学者・范文瀾が指摘しているように、問題は「名士」ではなく「族」なのでは。もちろん、「豪族」だけが族ではないです。著者が中国の学者の議論を知らないとはとても思えないのですが、不思議なことです。
「名士」を通して三国志の世界が分かる本 ★★★★★
「名士」の存在を通して、三国志の世界を説明してくれる良書です。
 三国志演義を読んでも理解しづらかった、この時代の儒教の影響力、名士の評価による登用制度等がすっきり理解できました。
 蜀建国後、諸葛亮が、派閥人事でその影響力を増していったこと等が分かり、いろいろな意味で勉強になりました。
 (「いつの時代も人間のやることは変わらないな。」と思いました。)

 同じ著者の本の中でも、安価でまとまっています。
 三国志が好きな人にはぜひ一読をお奨めします
正史(実録)に基づき内容充実 ★★★★★
正史(実録)に基づき、概ね歴史順に軍師にスポットを当てて書かれているので、歴史の流れも解り易く歴史のトラベラーになった様な気分で興味深く読めます。また名士の構成等も記されているので解り易いです。ボリュームもあります。
三国時代の背景が分かる本 ★★★★★
三国志演義よりも正史(実録)に基づき書かれています。

それぞれの軍師にスポットを当てて、個別に書かれているので、
好きな軍師から読めば良いので読みやすいです。

どちらかと言えば人物事典の様な感じです。

なぜ、ジュンイクは曹操に反発し命を賭したのか。
なぜ、陳グンは劉備の元を去ったのか。
なぜ、費イは姜維の北伐に頑なに反対したのか。
なぜ、諸葛亮は馬ショクを斬らなければいけなかったのか。
なぜ、姜維は蜀の中で孤立したのか。
本当の魯シュク像などなど、
豪族と名士というと言葉で、その時代背景を説明し、
長年疑問に思っていたことを解決してくれます。

魏将:10人,呉将:7人,蜀将:7人,晋将:5人(司馬イ等含む) 他

演義では味わえない本当の三国時代の風を感じることができます。