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関数・微分方程式がビジュアルにわかる微分積分の展開―数学・物理学・工学の三体一体

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本
ブランド: 共立出版
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21世紀の講義スタイル ★★★★★
本書によると,現在,我々が学んでいる数学は19世紀にすでに評判が悪かった講義スタイルらしいです。
21世紀になった今,大昔に評判が悪かった講義スタイルを続けることは時代遅れなので,
本書を使って21世紀の数学を学びましょう。

「数学・物理学・工学の三体一体」のような講義スタイルを謳う大学の講義が増えている現在ですが,本書は最も数学,物理学,工学の関連が判りやすくなっています。
名著という意味で,こんな展開ははじめて ★★★★★
関数の種類別に,微分,積分,微分方程式を展開していく斬新な教科書。しかも,数学・物理学・工学の三位一体で語られる姿はびっくりです。理工系の大学生は本書を一読するべきでしょう。かならず,微分と積分の計算法や考え方が理解できるはずだからです。そして本書の最後の方に数値的にわかりやすくイプシロンデルタ論法が出てきます。ということから,この本を読破すれば,いきなり「解析概論」(岩波)も読破できるほどの基礎力はつくと思います。
ついでに,同じシリーズの「基礎数学のI II III」や「基礎数学のABC」(共立出版)も読みましょう。関数と方程式の違いがよくわかります。
コーシーを超えて ★★★★★
「評伝コーシー」(森北出版)によると、現在の微分積分の講義スタイルは評判の悪いコーシーに始まるそうだ。本書はコーシーの伝統を打ち破り、極限・微分・積分ではなく関数の種類別に微分・積分・微分方程式が展開する。「解析教程」(シュプリンガー)からの影響も大きい。ビジュアルシリーズの「基礎数学のI II III」(共立出版)の続編として読めばわかりやすい。「線形代数と幾何」(共立出版)の姉妹編でもある。物理学や工学などの専攻の方には絶対おすすめである。