初等幾何と解析幾何
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初等幾何について語られている珍しい専門書。初等幾何から解析幾何へ接続している。
解析幾何とベクトルを同時に扱っているのはこれまた珍しい。
デザルグの定理,九点円定理,フォイエルバッハの定理などマニアックな定理も登場する。
一読の価値あり。
情報処理産業の方のための数学
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情報処理産業の方のための数学がほどよくまとまっています。文科系で情報処理産業に入ってしまって,数学がわからなくて困っている方は是非とも買いましょう。これと同じ内容を勉強するために高校の参考書を買おうと思えば,数学A,B,Cの3冊を買うことになり,合計で3000円以上かかってしまう。おまけに,情報処理との関連は書かれていないので,また別な本を購入する必要があります。その点,本書は1冊だけですべてをまかなうので秀逸です。
「数学」のあるべき姿
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『基礎数学の123』に続いて感動の一冊です。
今まで「数学」とは「抽象的」で「受験用のお勉強」と思いこんでいた私にとって衝撃でした。
この本は「具体的」であり「役立つ学習」が書かれているのです。
私の大学の統計学の授業では、抽象的な内容で頭が混乱しましたが、
本書では具体的な事例をもとに構成されており、
計算が苦手な私でもスッキリ理解することができました。
本書は、受験数学ばかりやって数学がトラウマになった人や、
私のように数学が苦手だけどどうしても専門分野で必要という人にとって、一読の価値があります!
また、数学1,2,3だけ勉強して安心している高校生、大学生は、
是非とも本書を読んで数学A,B,Cがいかに重要か思い知ってください!
衝撃の一冊
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僕は石川県の某工業大学に通うの学生です。僕の通っている大学は
入学前の触れ込みでは、中学生レベルの者でも教官や事務員が手取り
足取り面倒を見てくれ、何も努力しなくても力がつくということで
したが、現実はそんなに甘くなく、確率論などをきちんと理解して
いないと講義についていけません。わからなくても自己責任で、
誰も面倒を見てはくれず、途方にくれるばかりでした。
そんなときに書店で平積みになっているのを見つけたのが本書です。
まず、集合論から入るという驚きの展開です。きちんとした集合論を
学ぶことにより、基礎が固まります。それをふまえて、確率や幾何学に
進んでいきます。数学というもののあり方を根本から考えてくれて
いる衝撃の一冊です。