さすが十六世名人
★★★★★
矢倉、角換わり、対四間飛車、対ツノ銀中飛車の初歩的な棒銀戦法がすごく親切に解説してある。初心者が抱くごく素朴な疑問、例えば、対四間飛車棒銀で居飛車▲3五歩に△同歩ならどうなるかまで解説してある。相掛かりや矢倉棒銀の本なら、初歩的な変化まで解説してあることが多いのに、どういうわけか居飛車対四間飛車となると親切な本が今まで見当たらなかった。この本は対四間飛車棒銀に関しては失敗例だけで一つの章を設けてある。対四間飛車棒銀だけでも¥1050の価値があると思う。さすがに永世名人はわかっていらっしゃる、初心者が最初にぶつかるのが「1勝の壁」と言われるが次にぶつかるのが「四間飛車の壁」だということを。
私には、今の所では最もいい棒銀書です
★★★★★
他にも棒銀書を見てきましたが、この本はまた本当に分かりやすい...
凄く基本的な戦法だけに、意外と知らない手を指されると緊張してしまって形勢逆転にされてしまうので、こんな本は本当に助かります。
ちなみに私は他にも、
「最新 棒銀戦法―単純かつ破壊力抜群! (将棋必勝シリーズ)」青野 照市
「棒銀戦法―攻めて攻めつぶせ! (初段に挑戦する将棋シリーズ (7)) 」石田 和雄
を併読しています。
色んな変化や細かな戦法があるので、複数の本を読んで勉強しておくのも良いと思います。
一番好きなのは石田 和雄氏の本の矢倉端攻めですけど、これも変化に入るとなかなか勝てませんでした。
この対応策は本書にも載っていたりします。
素人の私の感じでは、角交換して5四角戦法をされると非常に難しい戦いになるのならば、角交換を避けるのしかないのでしょうか?うーむ...
初級者には必須かと
★★★★☆
基本且つ必須の戦法棒銀の、いろんな変化を収録しています。
初心者には特に役立つ本なので、棒銀知らないなら買っておくことを
お勧めします。
突撃します
★★★☆☆
早芝尚子に突撃かけまくったオッサンらしく、棒銀オンリーの入門書。
突撃好きにはピッタリの名著。
銀の使い手の名人に
★★★★☆
棒銀は初心者からプロまで広く使われる戦法であるが、若い頃に棒銀作戦を駆使し大山振り飛車を苦しめた永世名人の資格を持つ著者は、攻めが好きなアマチュアのために新しい棒銀入門書を執筆した。取り上げられている戦法は、相がかり、矢倉、角換わり、対振り飛車である。このうち、角換わり棒銀、対振り飛車棒銀は、プロでも時折用いられるものであり、最新定跡のエッセンスが提示されている。相掛かり、矢倉に関しては、プロでは簡単には通用しないようであるが、初級者が攻めのイメージをつかめるように棒銀作戦の成功例が示されている。上級者には、両戦法における棒銀の可能性を示してくれるもう少し高度な内容が望まれるとしても、副題の攻め方「再入門」としてはなかなかの好著であるといえる。