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韓国人のしくみ-<理>と<気>で読み解く文化と社会 (講談社現代新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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無益 ★☆☆☆☆
二元論や三元論を設定すれば、原理的にすべてが「読み解けて」しまうことを筆者は理解していないらしい。たとえば、「理と気」でなくても「善と悪」でも「長と短」でも、恣意的な解釈ですべて解釈できてしまうわけで、無益なゲーム。大学教授である著者は後書で自分の生徒たちがこれにハマる様子を得意満面で述べているが、血液型判定と同レベルなのは情けない。「O型のあなたが○○のように行動するときは大らかで大雑把な面がまさっており、××のように行動するときはきちんと筋を通す几帳面な部分が表に出ているわけです」などという「解説」を見れば、その無意味さがわかる。著者の他の著作には十分見るべきものもあるだけに残念というほかない。
中国人のしくみ? ★★★★☆
韓国人との付き合いで、彼らの言動、行動が理解できずにいた事が、この本を読む事で一気に理解できた気がしました。彼らにとっては、韓国人としての自尊心を満足させる事が何よりも大事なんですね。そのためなら嘘でも根拠のない事でも平気で言います。それも社会的な地位のある人まで・・・。韓国人理解の為にいろいろな人の本を読んでみましたが、この本が一番だと思いました。韓国や韓国人に興味がある人はまず読んでみてください。ちなみにこの本は、中国人のしくみとしても十分、通用します。
韓国理解の手助けとして ★★★★☆
 本社は著作中にも記されているとおり、「韓国は一個の哲学である」の続編ともいうべきもので、この前作の内容に対して実際の例を用いて内容を肉付けしたものである。
 前作に比べると、表現も平易になっており著者の理論による具体例の分析もあって分かりやすい内容となっている。また記述されている具体例に比較的身近なものがあり、より私個人の体験に照らし合わせることができて理解しやすかった。多少、前作に比べると読者に媚びたような商売気が僅かに感じられるが、韓国に行くにあたっては普通の解説書だけでなく是非この本(できれば前作も)を読んでから行く事をお勧めする。特にビジネスで訪問する際は、上下関係、習慣、商習慣など直接的な解説はないものの相手を理解する上では手助けになる本である。実際、この本で得た知識によって、敵対的でも従属的でもない関係を築くことができた。また、この著作の理解によって韓国ドラマで見られる人間関係を別の視点から見ることもできると思う。
 韓流ブームの様に表面的でなく、好むと好まざるにかかわらず韓国と関わらねばならなくなった人へお勧めの本である。
 ただ、若干商売気が感じられるので星は4としたい。
理気学で解く韓国と日本の違い ★★★☆☆
よく「韓国人は何々である」あるいは「日本人は何々だ」という類型化がおこなわれるが、本書は韓国人の思考方法、行動原理を朱子学の「理気学」によって説き明かそうという試みである。

朱子学の「理気学」というものがあること自身知らなかったので、多少分かり難いところはあるが、「理」とは道徳・理念であり、「気」とは、利益・欲望であり、人々の行動は、この「理」と「気」の混ざり合いによっているという程度の理解で読み進む。

著者によれば、韓国あるいは北朝鮮では、大きな「理」が支配していて、「気」との峻別が明確になされているという。一方、日本では「理」「気」ともに弱い上に、大きな一枚板の「理」がなく、「理」自身が細分化されているのだそうだ。

この「理」と「気」の二元論で!、韓国人の行動パターン、人気映画作品、金嬉老事件、金正日のジョークまでを解説してしまうという訳だ。

良くある、パターン化の手法同様に、この手の二元論にすべてを振り分けてしまうと、不思議と振り分けが出来てしまうのは、比較文化論などで良く使われる手である。

果たして「理気学」なるものが、魔法の杖なのか、単なるこじつけかは、何とも言えないが、全く自分の六感的な判断からすれば、余りに単純化されたこのような論法を信じる気にはなれないのも事実だ。