紛れもないリッチー自身のボーカルだが、若い頃の作品だけあって声質も今より若さがあり、奇しくもそれがエリック・マーティンの様に聴こえる!?即ち、MR.BIG時代の様(笑)。楽曲については他のレビューアーさんが述べている通り。ベーシストは初めて聞く名前だが、ホンマ2の中盤ソロでの高速ユニゾンは鳥肌モノ!終盤には一瞬メタリカ?と思えるリフもあり(僕だけ?)バラエティに富んだ良い仕上がりで聴き応え充分、値段も手頃、買って損なしの太鼓判!!

　彼がデビューした頃、確かにすごくギターの上手いやつだと思いましたが、「どうせスティーヴヴァイフリークのギターキッズだろ。すぐ消えてなくなるよ・・。」などと馬鹿にしていたのです。しかしこのアルバムを聴いてびっくり。歌も歌えて、シュラプネルレーベル系特有の超速弾きとウルトラテクニック満載のギタープレイ・・・。そしてグルーヴ感溢れるバンド演奏。確かに今のリッチーに比べると随分ハードロック／ヘヴィメタル寄りですが、ファンクやＲ＆Ｂの要素を上手く取り入れたとても完成度の高いロックアルバムです。ライヴ感を重視した作風にも好感が持てます。（少し中途半端ですが・・）。
　ドラムは御馴染みアトマ・アナー。ベースは名前忘れましたがなかなか小技の効く方で、リッチーとの高速ユニゾンプレイもビシッと決めています。
　１曲だけマイクヴァーニーがソロを弾いている曲がありますがちょっと余計な感じがします。（どうせならザックワイルドにでも弾かせればよかったのに）。
　とても良いアルバムではありますが、今のリッチーに比べるとやや曲作りにおける詰めの甘さが感じられますので☆４つにとどめました。

1枚目、3枚目がギターインストアルバムのリッチー・コッツェンの『歌物』アルバム第1弾に当たるアルバムだったと思いますが、2枚目のアルバムとは思えない程の完成度！
溜め息が出る程です。
当時はまだまだ弾きまくりな曲が多く、僕としてはこういうのも十分アリだなと。
MOTHER HEAD'S FAMILY REUNIONは非常に完成度が高く、リッチーと言えば…的なアルバムですが、個人的にはこのアルバムの方が好きです。
10曲で38分弱と程よい長さで、一気に最後まで通して聴けるのもGOOD♪
WHEELS CAN FLYはリッチーにしては珍しく激しいリフを刻みまくるメタルチューンで、それ以外はお馴染みなブルーズとファンクをうまくロックに取り込んだ楽曲が揃っています。
なんにせよ、最近のアルバムではない位に弾きまくってるんで、激しめなのが聴きたい人にはおすすめです。