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王選手コーチ日誌 1962-1969 一本足打法誕生の極意

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 講談社
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やはり”努力”の王だった ★★★★★
子供の頃に読みふけっていたもの、それは”王貞治物語”という少年向けの本。まだ王さんが現役選手時代にでていたものですが、”王選手=努力の人””努力は裏切らない”そんな気持ちを自分の心に植えつけたものです。。。

先週、本屋さんの棚にひときわ厚めのこの本が目にはいり、即購入。

”遠征の2週間で全然進歩の跡が見えずがっかりした”

まだ一流になる前からつきっきりで王さんを磨き続けた荒川コーチの日記そのものが”公開”された。

”王はよくこれを覚え、もう一歩というところまで来たのだが、あと一歩という時に少しなまけるので、またまた二歩後退する。王が私の本当の気持ちを解ってくれれば今年は三冠王は間違いないのだが、私のことを話して今年一年なのだから頑張れと言ってやりたい”

”昨日に続き、今日もバットスイングをするために家に立ち寄った。・・・王の場合は今年が三年目なので、家でのスイングはだれよりも、厳しい指導をする。王自身も当たりが出てきたので、自分のフォームを固めたいと言って、一生懸命通ってくる”

”私の目から見れば、王の技術はまだまだで、私は監督が思うほど、王を高く買わない。なぜなら、私が王を作ったのだから、私が一番王の事を良く知っている。いまの王は、本当に心から直さないと、直るものではない。大松監督ではないが、練習すればスランプはないのである”

荒川さんの心の言葉から、王さんの本当の姿が見える。。。そしてコーチと選手、その真剣なやり取りが目に浮かぶ。。。

王さんが少しやんちゃな時代から一流の選手、一流の人になっていく様子までも見えるようで、あまりにもリアルな内容に一気に読んでしまいました。

プロ野球という厳しくもある意味きらびやかで甘い誘いもたんまりあるような世界の中で、
『それでも、甘えちゃいけない、徹底してやりとおすのだ』そんな気概で荒川さんと王さんはそれぞれに葛藤を持ちながら、それぞれがひとりで、そして二人で着実に積み重ねてきた。。。

バッターとして極めよう、極める選手にしよう、そんな”男”としての姿が、心に響いてきました。

安直な気持ちではなく、”事をなすにはやはり『努力』なんだ””頑張らなきゃ!”という力ももらえると思います。パワーのあるお勧めの一冊です。