ミステリという感じではなかったので物足りなかった
★★★☆☆
お金の声を聞く引きこもりの男ヒィと過去にショックなことがあって精神的な病を抱えた女カズキ。二人が落書きがされた千円札の持ち主を探しにいくのだが、騙す側も騙される側も相手の目的が分かっているだけにミステリという感じではなかったので物足りなかった。それでも、千円札を巡る旅の終わりがどうなるのか、引きこもりのヒィがカズキと旅を重ねるとともに人間的な感情が芽生えていく様子など、最後まで楽しく読むことができた。
良かったのですが……
★★★★☆
友達に勧められて読んでみました。
良かったのですが、作品の冒頭で
「あれ、この話って別の賞で見たストーリーだ」
と言ったことが出てきました。
でも、多分同じ作者なのでどうでもいいですが。
具体的には言えないのですが、いいストーリーでした。
これって…
★★★★☆
メフィストで冒頭を読んで、これは面白そうだと期待して読み始めましたが、
どうしてもマンガの先行作品を思い浮かべてしまい、なんだかなぁという感じです。
ミステリー要素はハッキリ言ってあまり有りません。どちらかというとロードノベルです。
ミステリーを期待して読むと肩透かしを食らいます。
しかしリーダビリティは高く、ロードノベルとして楽しめました。
メフィスト賞受賞作品としてはかなり食い足りないですが…
面白い!
★★★★★
第39回メフィスト賞受賞作。金の声を聞く男、と呼ばれる引きこもりの投資家、ヒィ。そのヒィに逆襲をしたい男と、ヒィと微妙な関係を築く大学生カズキ。マネーロードの題名だけ見ると、金融に詳しくないと分からない話か、と思うかも知れないが、実際は万人向けのサスペンスで一気呵成に読める良作。涙もあるし、一定程度の笑いも鏤められ、水準は高い。分量も丁度良いので、かなりお勧めの作品である。