教授といっても40代、かつては学費のためにボクサーもやっていたというスポーツマンという異色教授。ちっとも枯れてないどころか、最初の奥さんを事故で亡くし、事件で出会った女性(この作品で出会う)と結婚してからはもうラブラブベタベタなのもほほえましい。
読みやすく面白いシリーズ。もっとどんどん邦訳を出してほしい。
失われたインディアンの部族とその文化、その不幸ないきさつとギデオンとジュリーの出会いと恋を絡めて、陰惨な殺人事件が展開します。
脇を固めるハワイ出身のFBI捜査官ジョン・ロウも愛着を覚えてしまうほど生き生きと描かれています。私などは彼があまり出てこないとがっかりするほど。 推理小説のファンならずとも楽しめること請け合いです。