デビューアルバムは、あのブーツィー・コリンズがプロデュース。
ＪＢ〜スライ〜Ｐ−ＦＵＮＫという『王者の衣鉢』を継ぎ、80年代にはかのプリンス
とも並び称された希代のファンカー、ロジャー・トラウトマン率いるザップ。

90年代も数多のヒップホッパーからリスペクトを集めましたが、惜しくも99年、
実兄に射殺されるという非業の死を遂げただけに、2000年代の音楽ファンの間
での知名度は必ずしも高くないのでは？

是非聴いて頂きたい！！
ファースト・ヒット "More Bounce To The Ounce" から、オレ様的テーマ曲
"Do It Roger" 、とどめの名作 "Computer Love" まで、全曲、シビれるくらいに
煌びやか＆クールな楽曲が目白押し！

ちなみに、トレードマークの 必殺 『トーク・ボックス』 は、音楽的にはもちろん、
視覚的にもインパクト大！　http://www.youtube.com/watch?v=HftQgBZ-Ou8
オート・チューンは言わずもがな、いわゆるヴォコーダーとも別物ですので、
お間違いなく！（知らなくても困りませんが）

ザップ、ＳＯＳﾊﾞﾝﾄﾞ、チェンジは自分的に不滅のファンク/Ｒ＆Ｂﾊﾞﾝﾄﾞ。そう、不滅なのです。

ザップは偉い。ボコーダー使っても限りなくヒューマン。ソウルを感じる。
彼らは文句なしにオリジナルのone and only のファンクバンド。若いアーティストにもとっても新鮮なのでしょう。
サンプリングされまくるのも当然か。オリジナルの強み。ずーっと生き残れる。

リアルタイムで聞いてたザップファンには間違いなくのマストバイと思う。ツボは押えて網羅されてるのではないでしょうか。
まとめて聞けるのは便利。

後にソロになった女性ボーカルのシャーリー・マードックの声は大好きでボコーダーの合間の彼女のエモーショナルなヒューマンボイスはかなりいいアクセントで効果的。（ソロアルバムも好きだった）

新規で聞く人には2枚組で曲数多すぎ？と感じる？
しかしいろいろ出尽くした今こういうオリジナルファンクがかえって新鮮で決して多すぎとは思わない・・・のは往年のファンのひいき目ですかなぁ。。

好きな人にはたまらないアルバム・・ってことだけは確か。

ロジャー＆ＺＡＰＰが好きなら、これは押さえとくべし。オイシイポイントは押さえてある。が、しかし、当然の事だが、ファイアーは血眼になって探すべし。以上・・・。

これを聞かずして【FUNK/HIP HOP】は語れない！これほどサンプリングに使われているグループはないのでは？

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