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Funka

価格: ¥1,742
カテゴリ: CD
ブランド: Westbound UK
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1970年に発見された暗黒大陸 ★★★★★
もちろんFUNKYでPSYCHEDELICなのだが、
同じサイケでも根っこがBLACKNESSでジミヘンでスライ・ストーンだから、
白人の青っ白いサイケとは訳が違う。
ロックンロールの誕生から、わずか20年足らずの間に同じ黒人がここまで異型化させたことに、ひたすら驚愕する。
言うまでも無くここから、プリンスをはじめ数多の子孫・係累が誕生していった、まさに始祖鳥の1枚。
そして60、70年代のロックを聴く者にとって避けて通ることは許されない関所の1枚。
暗黒大陸からの音のカオスを味わい知るべし。
P-Funkのソウル観 ★★★★☆
イントロの何かを口でくちゃくちゃと噛む音で嫌な倦怠感がまずやってくる。そして、ゆったりとした粘っこい混沌としたブラックなサウンドが展開されていく。何とも挑戦的で挑発的なファーストアルバムだと感じた。この作品が発売された1970年という時期というのが、多分George Clintonにとって非常に影響を与えているのだと思われる。1969年のウッドストックでその存在を明確にした2つのブラックアーティスト、Jimi Hendrix、そしてSly & The Family Stone。それに加えて自らのファンクサウンドを追及しそれが明確な形で現れてくるようになったJames Brown。これらアーティストの全ての要素をごちゃ混ぜにして、さらにGeorgeの皮肉なセンスが加わって完成された作品のように思う。何よりもブラックというものに過剰な意識が、とても反映されているように思う。

演奏はとても粗いものの、決してここに収録された楽曲は侮ってはいけないように思う。ファーストシングル"I'll Bet You"は混沌としたグルーヴの中に、鋭い緊張感の漂う激しさが籠もっている。"I Got a Thing, You Got a Thing, Everybody's Got a Thing"はファンクとロックがごちゃまぜになったようなサウンドの中で、後のFunkadelicやParliamentに繋がるような同胞達による一体感が溢れた楽曲だ。ラストを飾る"What Is Soul"はタイトルや楽曲全てが皮肉なんだけれど、逆説的に自分達によるソウルというものの解釈が詰まっているように思う。正に激しい熱を帯びた魂がそこにはある。

完成度はあまり高くはない。しかも、これに関して言えば、簡単にお薦め出来るほどの責任は取れない。だけれど、P-Funkの原点として、George Clintonの意志というものを一番感じる事が出来る作品であるように思う。とてもダウナーなテンションでありながらも、彼らしい皮肉な希望がここに隠されているように思う。
あきらめるな!! ★★★★★
1回聞いてだめだと思っても我慢して聞いてください! マゴットブレインが聞けたならこれだってきっと聞けるはず! 結構メロウな曲が入ってて、それでいてものすごい泥臭さ。はまったら抜け出せない!!