ロック
★★★★★
そういえばギターマガジンのファンク特集のときによくフェイバリットにあげられていたファンカのアルバムがこのスタンディング~で、理由はギタマガらしくエディーヘイゼルが前面に出ているからだった。要はそれだけロック色だということで、元々ファンカはパーラメントに比べるとロック色を前面に押し出すバンドだったけれど、その究極がこれになる。
このアルバムの逸話は、エディーが牢屋からやっと釈放されてすぐに録ったというようなもので、何だか適当だなと思えるけれども、当時の充実ぶりを考えるとそれでも傑作は簡単に生まれるらしい。「I'll Stay」のファンカらしいメロディーのブルースは間抜けな響きが笑えなくて、戸惑わせてくれる。最後の「Good Thoghts,Bad Thoughts」はエディーが本当に頑張ってる。陳腐なことばだが、泣ける。例えばジミヘンはずっとタイトなギタリストだった。だから伝説の人だった。でも、こういうギターを弾いてくれるから、エディーにはずっと親しみが持てる気がする。