地響きのようにとどろくスーザフォンのうねりに始まり、様々なホーンが入り乱れての管楽器の狂乱、初めてこの音を聴いた16歳の少年は、とてつもないパワーにぶっ飛んだものだった。ゆるいんだけど大迫力。うねっているのにビシッと決まるニューオリンズの魅力に捕り憑かれてしまったものだった。
これ以降DDBBは破竹の勢いでNOを代表するブラスバンドに成長していくが、やはりこの迫力に勝る音はない。まさに管楽器の祭典さながら、このメンバーでの演奏を一度見たかったものだ。