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世界軍事史―人間はなぜ戦争をするのか

価格: ¥7,350
カテゴリ: 単行本
ブランド: 同成社
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戦争を軸にひも解く歴史 ★★★★★
著者は戦中を生き、戦後は高校で世界史を教えていた人です。
毎年繰り返される授業の中で、知識と思索を重ねて本書を作り上げたという、歴史書の著者としては異色の経歴を持っています。

本書は「戦争というものを軸にして世界史をひも解く」というもので、壮大な構想とスケールを有しています。
著者自身は、戦中は無謀な作戦で壊滅して行った軍の愚かしさを経験し、戦後には従前の価値観の反転という事実を目の当たりにしたことからこのテーマについて興味を抱いていたようです。
そして最終的には本書を前文として、皇軍について踏み込んだ考察を行う予定だったようですが、残念ながら志半ばにして帰幽されたようです。

全体的に表現が固く、とっつきにくい所はありますが、格調高い文章と著者の熱意が感じられて引き込まれました。
そして読みながら断片的にしかわからなかった各国のつながりと、時系列に沿って動いていく歴史の流れが1つになっていくような気がして改めて歴史の面白さというものを実感しました。
著者は大変人気のある教師だったようですが私も授業を受けてみたかったです。
とても読み応えがあり、お勧めです。

世界の軍事史を広い視野から著述した大労作 ★★★★★
著者の小沢郁郎さんの「つらい真実・・・虚構の特攻隊神話」を拝読して
この書物を購入いたしました。
軍事史の書物は戦術や兵器などが中心になることが多いのですが、この「世界軍事史」は
なぜ各国の軍事がそのようになったかを社会・政治などのすそ野を踏まえてキチンと述べられています。
ちまたに軍事・戦記を語る書物は多くありますが、それらをどのような視点から読むべきか、
ヒントになる記述にあふれています。
著者は亡くなられておりますが著述されようとしていた「天皇制軍隊論」を是非読んでみたかったと思います。
価格は七千円(税別)と高価ですが、その価格以上の価値のある書物です。
教師ネタとして ★★★★★
値段は高いですが、高校・中学の授業ネタとして最適です。
内容もわかりやすく読みやすいと感じています