期待させる世界感
★★★☆☆
作品の雰囲気やテンポは特徴的です。
しかし、作品の評価は時期尚早な印象。
さらに深く複雑に変化する女の物語に進展することを望みます。
雰囲気だけで終わって欲しくない期待があります。
抗えば…でも抗う事はできない…
★★★★☆
倒錯的恋愛が得意な作者の初サスペンス。
なのですが、ファンの方は心配する事無く手に取って大丈夫です。
いけないような愛情が画かれています。
まるでアスファルトを流れていく雨水のように、ぬめりを伴う弱々しい流れ。
なのにその流れを止める事は難しい…
そんな流れにゆらゆらとさらわれる作家、溝呂木舜。
自殺した藤乃朱
朱の双子の妹と名乗る三木桜
そして桜から原稿を受け取る溝呂木。
ハッキリした事は掴めず
読者もゆらゆらとさらわれて行き
そして背筋に寒い物を感じる作品。
情景の描写が凄いです。
「待ち伏せた溝呂木と桜の対面」「焦る溝呂木のもとへ原稿を手に姿を現す桜」
おなじ人物の対面シーンですが
印象がほんとに違い、息を飲んでしまいます。
作者のファンだけでなく
描写の表現力にこだわった作品が好きな方もどうぞ。
ちなみにコミックスの表紙は表示画像よりももっとこう…
精神的に良くない色遣いです。
※帯付きが手に入った方へぜひ試してほしい事。
しっかりと帯付きのままコミックスをよく目の付く所に配置してください。
良い夢が見れるかも…
サスペンス?
★★★★☆
多分、サスペンスだよね、っていう話です。ある少女が自殺し、その姉妹と名乗るもう一人の少女が出てくる所からストーリーが始まります。 確かに色々と不審な点が多いこのマンガ。よって一巻ではあんまり話が進みません。だけど中村明日美子さん独特の耽美的な世界にかなり魅了されました。 あと、中村さんの絵にサスペンス的な作品は超合ってる!と、思ったのでした。
異色
★★★★★
異色サスペンス
背筋が凍りました。思っていたよりも作者の絵がいきており
目に引き込まれます。
各キャラクターが秘密や思いを抱えたまま、どのように展開していくのか目が離せないです。
あと桜の耽美な描かれ方がとてもエロティックです。
今後の展開
★★★☆☆
第1巻なのでこの程度の進行でいいだろうが、続く第2巻で相当の展開がなければ読み手としては辛い。女性の絵がうまいし、官能的なので、あとはストーリーに期待します。