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MANHATTAN IN BLUE

価格: ¥3,150
カテゴリ: CD
ブランド: ビクターエンタテインメント
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   うーん、このMALTAはいいですよ。…というと、ほかが悪いように聞こえるかもしれないが、そういうことではなく、聴いた瞬間にいいなと思える作品だということ。もっとも、MALTAをフュージョン専門のサックス奏者だと思っている人は、少々面食らうかもしれない。本作のMALTAはジャズに専念しており、これが自分のルーツだといわんばかりに徹頭徹尾、ジャズに固執する。そこがとてもいい。バラード中心のスタンダード集とあって、メロディをじっくりと歌いあげる。サックスがすすり泣き、むせび泣いている。真ん中にボサノヴァやブルースを挟んで、最初と最後はきっちりスロー・バラードで泣かせてくれる。

   ここにはジョニー・ホッジスやベン・ウエブスターが確立した匂うようなジャズ・サックスの世界が充満している。ワン・ホーン編成で、バックはシダー・ウォルトン、ピーター・ワシントン、ジミー・コブという筋金入りのトリオ。デビュー20周年特別企画盤の名に恥じない会心作だ。(市川正二)

本当のMALTA? ★★★★★
もろジャズです。それもコテコテの・・・。
フュージョンのMALTAを聞いてきた人は、正直言って面食らうでしょうね。
でも、過去にも「枯葉」みたいなジャズっぽいアルバムもリリースしてましたし、
「WHEN YOU WISH UPON A STAR」では結構ジャズ色の濃い曲を演ってましたもんね。
MALTAが本当にやりたかった音楽って、こっち方面なのかな?と思えるぐらいに
気合の入ったプレイを聞かせてくれます。
フュージョンでデビューしてフュージョンでブレイクした人ですけど、
本来は生粋のジャズメンだそうですし、こっちの方が似合ってる気がします。
アルバムタイトル曲「Manhattan in Blue」なんかは、原曲の次に泣けます!
是非聞いてみてください。損はしません。