コッコさんはおとうさんとおにいちゃんとで「かかし」を作って近所の畑に持っていきました。
移り行く季節の中でコッコさんは「かかし」の存在を確認します。合わせて稲の成長、刈り入れ、台風と台風一過の畑の様子が片山さん独特の力強い筆のタッチで描かれていて自然の風景の美しさ、雄大さを見ることができます。一見、遠目が効かないかのように思われますがこの絵はむしろ遠くから見たほうが素晴らしい事に気づきました。
ぜひ、「かかし」を知らない都会育ちの子供にはすすめたいと思います。