息子（２歳後半）はまだ「てるてるぼうず」を知らないんだよなぁー
と、雨続きに初めてこのコッコさんを買ってみました。

てるてるぼうずにお手紙を書いて中に詰めてみたり、宝物を入れて
またお願いしてみたり、その後も思い付く事がすごく可愛いんです。
子供の想像力や発想の豊かさ、行動のかわいらしさがいっぱいに現れてます！

文章もシンプルで流れがよく、読み聞かせしやすい本です。
春や秋の季節の変わり目の長雨の日々、梅雨時にピッタリだと思います。
一緒に読んだその後は、一緒にてるてるぼうずをつくりたくなりますよ♪

初めて見たこっこさんの絵本です。

雨が続き、てるてるぼうずをつくるお話。
てるてるぼうずに手紙を書いたり、宝物をつめて作ったり
布団を敷いて休ませてあげたり･･･というお話もかわいいですが
絵が繊細で素敵です。水彩の優しい感じと色づかいが好きです。

読み終わると、３歳の息子が「てるてるぼうずはどこに行ったの？」と
聞いてきました（普段あまり気づかない子なのですが）。
てるてるぼうずを思いやるこっこさんの気持ちになれたのかな？

「どこに行ったんだろうね･･･」と濁していると
裏表紙に干されているのを発見！しました。早く気づけばよかった。
ちょっとした子供の期待を裏切らない本ですね。

我が家には、おやすみなさいコッコさんがあります。コッコさんシリーズが何冊か出ているのを知ったのは、最近図書館で見つけたからなのですが、そこにきて新刊が出たとあっては、もうほしくてたまりませんでした。おやすみなさい、の本は息子が１歳になったころから読みつづけて、２歳のぐずぐず恐怖の夜泣き地獄の時には、寝ぼけながら息子に聞かせたものです。ミルクでも抱っこでもだめだった息子が、そらで唱える私の言葉で静かになるのですから不思議でした。そんな想い出も手伝い、雨降りの日につい衝動的に買ってしまいましたが、歌うように読める本なので今度はお兄ちゃんと、２歳になる娘が奪い合うようにして、毎日抱えてきては読んでーと私に迫ります。大正解な一冊でした。そんなわけで、我が塊??には今、不出来ながら愛らしいてるてる坊主が２個ゆれています。

毎日毎日あめふりなので、コッコさんはてるてるぼうずを作ります……。
小さな子どもの一生懸命さが、文章からも絵からも伝わってきて、いとおしくなります。心がうるおいます。子どもたちはきっとコッコさんに共感することでしょう。
そして、作者の絵は、雨でうるおう庭の緑や生き物たちを見事に描いています。

やっぱり雨もいいなぁと思えてしまう、そんな絵本です。