インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

4 Symphonies

価格: ¥7,186
カテゴリ: CD
ブランド: RCA
Amazon.co.jpで確認
意外に合います ★★★★★
皆さんのお書きになっているとおり、ブラームスとトスカニーニ、相性が悪いように思えたけど、意外に合うんですね。特に偶数番の交響曲では、適度なスピード感が曲にはまります。まぁ、ジョージ・セルにブラームスの名演があるのですから、トスカニーニが駄演とはならないですよね。
しかし、albert_clemens_jacksonさん、過去のレビューを拝見すると、他のものにも文句たらたら。しかも、ジャンルを問わず、なんにでも。不平不満だけの人生よりは、前向きに生きることをお薦めしますが...。
昔とは別物の音質 ★★★★★
最初に音質のことを言うのは、気が引けるが、感心したので
どうしても、ひと言触れさせてほしい。
トスカニーニのCD(LP)は、固い音というのが固定観念だったが、
これはふくよかとでも言えるほどに、深い音質で鳴っている。
大げさに言うなら、これならステレオでなくても不満はないほど。

ブラームス2番が、この演奏で初めて好きになった。
なめらかで、詩情豊か、テンポにも強弱にも納得した。
特に1と3楽章がぼくのつぼ。
厳しさが表看板だと思っていたので、まさか、こんな演奏を
トスカニーニがするとは、うれしい驚きだ。

他の1.3,4番もどれもいい演奏だ。
歌が見事なのは、いつものトスカニーニと同様。

3番の第3楽章は、すっきりと演奏しているのに
哀感があふれる。達人というか、巨大な才能を見た。

ブラームスの全集で、4曲ともに粒のそろった演奏と
強くお勧めしたい。
初トスカニーニ ★★★★★
恥ずかしながら「初トスカニーニ」です。「トスカニーニ」といえば、「怖い」「厳しい」「正確無比」、よって「無味乾燥」と思っていました。ところが、、、「これって、ライブですか?」この迫力は何だ!と思いました。それでいて指揮者の陶酔した姿は浮かんできません。音楽そのものだけが目の前に流れていくようです。もっと言えば聴衆も、奏者も、さらには指揮者もおらず、ブラームスの音楽だけがあるといった感じです。他の指揮者では経験したことがありません。逆に言えば、それだけ「音」そのものに聞く者を集中させるトスカニーニ、恐るべしです。トスカニーニの「ベートーベン」もしっかり聴いてみようと思います。
ブラームスこそトスカニーニで ★★★★★
 北ドイツの孤高の巨匠ブラームスと、南国の太陽のように熱い魂を持ったトスカニーニでは、反りが合わないと思われるかもしれないが、実際には二人の相性は抜群だ。ブラームスの音楽は、決して、渋いだけのものではなく、節度を保った範囲での華やかさがあるし、トスカニーニも、旋律をベル・カント風に歌わせることだけでなく、多声的な音楽の扱いも、それは見事なものだ。

 ディスク1は第1番と第4番。交響曲第1番は、やや速めの序奏で始まるが、風雲急を告げるドラマ性がある。第2楽章もやや速めで、モーツァルト風(?)の軽やかさが感じられる。そして聞き物は、じっくりと聴かせる第4楽章の序奏だ。雲間から少しずつ陽が差し始め、やがて雄大な自然が姿を現す。そんな情景が目に浮かぶ。主部もていねいな表現で、クライマックスは力感に溢れている。交響曲第4番第1楽章は、シャープな感じの表現が基調だが、展開部などでは、やわらかな表情も見せる。第2楽章も、大きなテンポの変動は見られないが、弦楽の弱奏などにきわめて繊細な感覚があり、非常に感動的。第4楽章は、後半に金管楽器が活躍し、なかなか劇的だ。

 ディスク2は第2番と第3番。田園詩的な交響曲第2番は、トスカニーニには不向きなのではと思ったが、そんなことはなかった。第1楽章冒頭の四つの音符が、さりげない表情で奏されて始まる。可憐な第2主題の歌わせ方にもデリカシーが感じられる。第2楽章は、やはり少し速めで、瞑想的というよりは、ブラームスの豊かな歌謡性を貴んだ表現。第4楽章は、なかなか華やかで、ドイツの森林よりも、イタリアの農村の収穫の祭りをイメージさせる。交響曲第3番は、勇壮な第1楽章からして、男性的な力強さに溢れているが、冒頭のファンファーレのあとに弦楽がテーマを奏するところに、フッと力を抜く瞬間があったりして、嬉しくなってしまう。第3楽章では、中間部での木管と弦楽の応答など、悩める恋人たちの会話を思わせるようだし、主部に戻ってからの両者の絡みも絶妙のバランス。第4楽章でも、NBC交響楽団が底力を見せつけるような鮮やかさな演奏を繰り広げていて、かっこいいエンディングも、格調高くキメている。