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1965年 カーネギー・ホール ザ・ヒストリック・コンサート(アニヴァーサリー・エディション)

価格: ¥2,835
カテゴリ: CD
ブランド: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
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この録音の存在意義 ★★★★★
「引退したはずのホロヴィッツは今夜本当に我々の前に現れるのだろうか?」
1965年当時のニューヨークの聴衆のハラハラドキドキの心理状態を想像しながら
このCDを聴くと、得も言われぬ感動を覚えます。
このアニヴァーサリー盤では過去の録音よりも臨場感が増し、
カーネギーホールの緊張に満ちた空気がそのまま伝わってくる様に感じられます。
冒頭のバッハやシューマンでは、カチコチになって手が思うように動かないながらも
演奏内容はそれはもう涙もので、多くのミスタッチなど気になりません。
このコンサート前後の多くの録音を聴けば、当日のホロヴィッツの状態は
必ずしも完璧ではなかったことが容易に理解できるはずです。
恐らく彼本来のポテンシャルの30%位しか発揮されていないと思います
おまけのDVDでは最晩年のホロヴィッツ独特の指運が鮮明に記録されており、とても感慨深いです。
なかなか.. ★★★★☆
素人も玄人もそれなりに楽しめる名盤でしょう.いろいろ昔より衰えてるとかいいますが,そういってもちゃっかりコレクションの逸品ですから.ミスタッチなど わからぬ人にはまるで気になりません.
名演 ★★★★☆
 トロイメライが秀逸。この一曲だけでもこのCDの価値は認められる。美音と汚音の落差が激しいホロヴィッツがここまで最弱の美音を貫き通したことが果たしてあっただろうか?
 バラードはやはりミスタッチも見られやや衰えを感じさせるものの、中盤のオクターヴの弱音などにホロヴィッツらしさが伺われるし、和音のきれいさも認められる。
歴史的記録としての価値はある ★★★★☆
ホロヴィッツのベストの状態を100とすると、このコンサートにおけるホロヴィッツは60~70ぐらいじゃないかと思う。やはり12年間のブランクを感じさせる。指が動いてない。ミスタッチが多い。オープニングの「バッハ」は中間部のアダージョは美しく、かつ壮麗だがトッカータとフーガは安定感に欠ける。2曲目の「シューマン」も同様である。3曲目の「スクリャービン:黒ミサ」は素晴らしい。このCDのなかで、ホロヴィッツがベストに近い演奏をしているのはこの曲と次の「スクリャービン:詩曲」だけだと思う。「黒ミサ」は短い曲だが、えもいわれね美しさに魅せられる。DISC2の1曲目「ショパン:マズルカ 作品30-4」2曲目の「練習曲 作品10-8」はホロヴィッツが最も得意とするレパートリーなのに、やはり調子悪いなぁという感じ。次の「バラード第1番」は名演といわれるが、私はこの演奏よりいい演奏はいくらでもあると思う。このあと4曲が多分アンコール。ここでやっと本来のホロヴィッツに戻ったかのようだ。「ドビュッシー:人形へのセレナード」に続き「スクリャービン:練習曲作品2-1」はホロビッツの18番、「モシュコフスキー:練習曲 作品72-11」では見事な技巧を聴かせ、そして最後の「トロイメライ」は極めつけ。このCDは12年ぶりに聴衆の前に姿を現したホロビッツの文字通り歴史的記録としての価値はある。しかも過去に発売された編集版とは違って無編集であるので聴衆の反応などを含め臨場感と緊張感が伝わってくる貴重なCD。ホロヴィッツのファンならば是非コレクションに加えるべし。
歴史的快挙 ★★★★☆
言わずと知れた「ヒストリックリターン」。昔だが、前回販売されたアルバムは編集された物だがこれは未編集盤。編集されていない分、不完全な演奏も多くあるが当時のコンサートの状態を余すことなく実感出来る貴重なCDである。このコンサートは中止の噂もあり、実際に彼は演奏直前まで迷っていた。開演から2時間も待たされてコンサートは行われたが、観客は実にヒヤヒヤしていた事だろう。ホロヴィッツはこのコンサートを境に、それまでのマシーン的な演奏から情緒ある演奏に変更しており、一つの峠を越え人間的な成長を感じされずにはいられない。彼的にも、何か新しいものを感じてそれを掴み取ったのだろう。彼の音楽性に感動させられる演奏である。超雑技巧的な演奏は発揮されていないが、彼の音楽性は飛躍された事が素直な感想。演奏とは非常に奥が深いものである。ただ、それまで代名詞といわれた技巧的な作品が少ないのには残念な思いであるが。