CDレーベルの赤い花が好き
★★★★★
もしかして「君を飾る花」とはそういう意味の花だったんだろうか。美しいピアノのイントロから吸い込まれるように始まるしっとりとした静かなメロディは、どこかレトロで、プロコル・ハルム「青い影」を彷彿とさせる。インディーズ時代の人気曲「永遠に葬れ」に並ぶGARNET独特のレクイエムナンバーともいえるが、よりプロらしく客観的な姿勢で作られたこちらの方がポップスとしては優れていると思う。
またカップリング2曲のうち「やさしい雨」は、これもGARNETらしく、非常に地味だけれど心に残るメロディアスな佳曲。彼らの曲にはたびたび登場する「雨」をキーワードに、懐かしくもやさしい詞世界が展開していく。思い出してふと聴きたくなるような、そんな曲である。
儚くてもろい、しかし力強い楽曲
★★★★★
中村由利自身の悲しい体験を『音』にしたところ、
AZUKI七がその気持ちに自然とシンクロし、詩を乗せた名曲。
『人の想いって通じるモノなんですね…』と以前
中村由利さんが言っているのを聞いた事がある。
私なりの解釈を加えると…
『旅立つ(亡くなった)君へ僕が出来ること
何もないけれど強く生きるよ
優しい君が躊躇わずにゆける(逝ける)ように…
最後の雨(涙)が虹に変わるよ』
私の非常に気に入っている歌詞です。
ライヴのアンコールでこの曲を聴いた時、立ちすくみました。
本当に、素晴らしい楽曲ですので、是非とも聴いてみてください!
偶然なのか
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この曲はいまの私の心の支えに・・・・私の母がガンでもう、肝臓に転移してまして(67歳)そんな私には、・・強く生きるよ・・・・というフレーズを、聴いて、そうだ、強く生きなくては、と、母の分までと、自分に言い聞かせて、私、自信、何とか生きています。私もいつかは死にます。いつ死んでもいいように、納得できる人生を送ろうと思います。なかなかできるものじゃないですが。みなさんは死の淵にたったことは、ないでしょうが、私はあります。ガンになった人の心境はなった人のか分かりませんが、私には分かります。どんな大好きなことをしても楽しくないのです。ガンになった母にどんな親孝行をしても、楽しむことは、絶対にないのです絶対です。だから、健康なうちに、親孝行をしてくださいね。
渡辺。
storyteller
★★★★★
タイトル曲「君を飾る花を咲かそう」、もちろん素敵な曲でしたが、
特に気に入ったのは2曲目の「やさしい雨」。
この曲を聴いていると、小学生の頃の夏休みのこと、初恋の人のこと、
なぜだかそういうことを思い出して、とても懐かしく、切ない気持ちで
胸がいっぱいになってしまいました。
AZUKI 七さんの歌詞は、いつも思うのですが、柔らかく繊細でありつつも、
どこかリアルな描写で、胸(ときに古傷)をえぐるような部分もあって、
それが心地良くもあり、ギャップが同居している点が、不思議で素敵です。
そして、中村由利さんの多彩なメロディが、一曲一曲ごとのストーリーや
表情を、見事に再現させています。
そしてなにより、古井弘人さんの斬新かつシンプルで、安心して聴ける
アレンジと、岡本仁志さんの繊細かつ大胆なギターが、“ストーリー”を
テンポ良く進める上で、大きな影響を与えていますね。
・・・と、超個人的思い入れで言ってしまいました。
「君を飾る花を咲かそう」
「やさしい雨」
「夜深けの流星達」
この3曲、本当に素敵な曲ですので、興味をお持ちの方は、ぜひとも、
聴いてみられることをお勧めいたします。
ココロにきます!
★★★★★
詩もメロディもGARNET CROWらしい楽曲だなという印象です。
泣けて聴ける、ホントにいい曲で、買って損はないです。
ファンの私からすると、「永遠に葬れ」「夢みたあとで」に並ぶ名バラードだと思います。
たくさんの人に聴いて欲しい曲です。