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ドル漂流

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 朝日新聞出版
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がっかり ★★★☆☆
「ミスター円」の書いた本ということで、期待して読んでみましたが、
中身はまるで○×総研、○×証券といったところのリサーチ本みたいな感じ。
みんなが言っていることをまとめた、というような、公約数的な当たり障りのない内容ばかりです。
きれいにまとめてはありますけれど、巷間あまたあるこの手の本の中ではぱっとしないです。
こういった人でなければ書けないような事が書いてあるかと期待してたんですけど。
分析は◎だが、やっぱりこの人の予言は信用できないなあ ★★★★☆
ミスター「円」こと、榊原氏の本である。
さすがに長年にわたって為替を専門としていただけに、歴史からみたドルの分析はわかりやすい。
その分析も正しいだろう。

でも、この人って、経済予測ははずしまくっているイメージが強い。
さかんに、将来は中国がアメリカを抜くと言うが、ほんとうだろうか??と私は思う。
確かに、中国の成長性はすごいし勢いがあるのは事実だろう。
でもね、イノベーションのほとんどを起こしているのは、どこの国でしょう?
新しい価値観や仕組みを生み出している国はどこの国でしょう?
私の感覚では、8割以上がアメリカで、一割がヨーロッパで、残りの一割が日本を含むその他の国という気がする。
日本が凋落したのは、結局の所、なーんも新しい価値を生みださず製造技術と改善技術だけだったからだと思う。しょせんは二番煎じの国の末路はこんなもの。中国だって、別に大した新しい価値を生んでいるわけではないので、生産や消費では世界一になるだろうが、いつかは日本と同じになるんじゃないかと思う。

それと、中国は一人っ子政策の影響で、日本に遅れて少子高齢化が進むとも言われている、社会福祉を整える前に少子高齢化が進行して、生産性は落ちて行くだろう。
いずれにしても、ミスター円は為替についてのみ本を書けばいいのに、変に経済予想はしない方がいいと思う。
一芸に秀でたからといって専門外についてあれこれ偉そうに語るのは間違いという良い例証だろう。
日米欧中印各国の経済発展の歴史を振り返り、未来を大きく占う本。 ★★★★☆
「為替」の本ではない。もっと大きな、世界経済の行方とか、
文明の盛衰について言及する壮大なテーマの本だ。

帝国以後―アメリカ・システムの崩壊
金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉 (生活人新書)
文明の衝突 フリーフォール グローバル経済はどこまで落ちるのか
などの本に触れながら、
・アメリカは弱体化していること(ドルの下落懸念)
・矛盾が露呈しはじめたヨーロッパ(ユーロも基軸通貨にはなれそうにない)
・グローバル化できないでいる日本(まったくだめ。孤立する)
を厳しく指摘する。一方で問題を抱えながらも急成長を続ける中国とインドについて、
「リオリエント」(長い歴史の通常のパターンに戻ってきた)時代の到来を予想。

通貨も世界経済も不安定な時代が続きそうです。

ps
意外だったのは、インフレターゲット論を明確に否定していること。
日本のデフレは貨幣的な現象ではなく、アジア経済統合の結果であるから
金融緩和はバブルを発生させるだけだ、と言っています。
流れの整理 ★★★★☆
ミスター「円」がドルについて書かれているので読みました。

歴史的な整理は、当事者であった時代もあり、よくまとめられて
います。

きちんと書かれていますが、投資ネタとか、今後どーするかに
関しては少し物足りない気がします。著者の意図と異なるのは
承知の上で・・・。

本を読んで新しい知見が得られるというより、流れの整理ができる
本と考えます。