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Larks' Tongues In Aspic, 30th Anniversary Edition

価格: ¥1,391
カテゴリ: CD
ブランド: Discipline Us
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クリムゾン祭りNo6 ★★★★★
キング・クリムゾンのオリジナルアルバム6枚目「太陽と戦慄」。1973年の奇跡です。「アイランズ」までのクリムゾンとは明らかに違う作風です。デビッド・クロスのバイオリンが緊張感をアルバム全体に広げます。そうです、このアルバムには前作までのクリムゾンにはない、緊張感が漂っているのです。前作までも緊張感は確かにありました。でもそのレベルは本作は比べようがありません。まるで日本刀で切られるかのような緊張感です。作品の世界観についてもロバート・フィリップが白魔術にはまった、といった噂も流れるなど、神秘的なものです。本作のみ参加のジェイミー・ミュアーのパーカッションも要所要所で効いています。アグレッシブな緊張感を醸し出しています。そしてなんといっても、ボーカル/ベースにジョン・ウェットンが参加したのです。大英帝国が誇る、個人的には彼の湿り気のある声が大好きな、偉大なボーカリストである彼の参加が、後の「レッド」アルバムでキング・クリムゾンをロックの範疇に止まらず、現代音楽の最高峰に昇華させるのです。そのスタートのアルバム。いわば、キングクリムゾン第二幕の幕開けの傑作なのです。

プログレの新方向開拓 ★★★★★
それまでの叙情的な作品群から一変して、ライブ感を伴った即興的感性に変身した衝撃的な作品である
小生がプログレにのめり込んでいったのは、「21世紀の精神異常者」ではなく
「狂気」や「危機」や「恐怖の頭脳改革」でもない
「太陽と戦慄」の存在が原点であり、今でもプログレの最高傑作と思っている

Rフリップという絶対的存在とプログレ末期という時代背景が生んだ後期キングクリムゾン3大作品の幕開けを告げている
演奏上、注目すべきは、Bブラフォードの存在である
ここでの彼の存在はイエス時代のドラマーの域を超え成長していることである、おそらく、その後の彼の音楽活動にとって、音楽家として重要な経験になったのではないだろうか

それにしても、Rフリップという人間は難解な存在である
今となっては、前衛を探求する芸術家として、この時代、一気に輝き尽くしたようにも思える

俗に呼ぶプログレ・ファンがこのアルバムをどう評価するかで
その人がプログレに何を求めているのかが問われる作品ではないだろうか

ここに登場した、後期キングクリムゾンの作品は過去のクリムゾンではなく
また、ピンクフロイドやELPやイエスのようなものでもない

プログレの新しい世界を切り拓くアルバムとして登場し
わずか3作にして、終焉を迎えた事がプログレ時代の象徴として重なる

キング・クリムゾンの作品を語る時、技術が、音に歪が、という議論は本質的ではない
Jウェットンにヴォーカルを任せ、ベースを教えて作成したという過程をみれば
その時、一瞬一瞬のメンバー、音、時代が全てであり、その瞬間に前衛的である事が重要である
このアルバムは知性の中に存在する本能的な感性で聴けばいいのではないだろうか

現在のミュージック・シーンに同様な状況は望むべくもなく
故にロバート・フリップは今という輝きを失ってしまった

Pフロイドの「狂気」と同時期のアルバムであるが
「太陽と戦慄」に潜む狂気も歴史的な作品である

余談「太陽とシスコムーン」が検索されてしまうと笑ってしまう・・・
第二期クリムゾンの傑作 ★★★★★
キング・クリムゾンの5th。1973作。30th、24ビットリマスター。
「太陽と戦慄」の邦題で知られる、第二期クリムゾンの傑作。
ジョン・ウェットン、ビル・ブラッフォード、デヴィッド・クロスらの
黄金メンバーが結集した、ヘヴィ・クリムゾンの幕開けである。
のっけから緊張感のあるヴァイオリンとギターの音で、聴き手は引き込まれる。
1973年というこの時期、にこまで重厚なロックを演奏したバンドはいまい。
変拍子を力強く叩くブラッフォードのドラムは、マイケル・ジャイルズとは対照的で
新たなバンドの核になっている。キーボードパートはこれまでより大幅に減っていて、
代わりに張りつめたヴァイオリンの音色が静寂パートでは効果的に響く。
toyota istのcm曲 ★★★★☆
2007年の(多分)8月からトヨタのイストのCMでこのアルバム収録の「Easy Money」がかかってます!
びっくりした往年のファンの方も多いのではないでしょうか。
そんなわけで最近またこのアルバム聞いています。いいアルバムです。クリムゾンキングの宮殿しか聴いたことのない人は聞いてみましょう!
とにかく素晴らしい! ★★★★★
クリムゾン史上で最も良いメンバーが揃っているCDだと思います。中でもジェイミー・ミューアの存在は大きいですね。彼が居たからこそこの時期のインプロ重視のスタイルが出来上がったのではないでしょうか?これ以降のアルバムにももし参加していたとしたらクリムゾンはまた違った道を辿った事でしょう。。悔やまれます。
アルバム全体の流れは文句無いです。鳥肌が立ちます!静と動の対比が素晴らしい。
本当の名盤というのはいつ聴いても全く色褪せません。これは本物です。