インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

祈る人完全版 (バンブー・コミックス 麗人セレクションDX)

価格: ¥920
カテゴリ: コミック
ブランド: 竹書房
Amazon.co.jpで確認
男同士だと拘りってないんだなあ・・ ★★★★★
深井結巳さんのイラストが好きで買ってみました。
興味深かったのが、男同士だからか、トイレで済ますという場面でしたね・・。
フィクションでも、この場面が妙に面白いな、なんて思っちゃいました。
深井作品の最高傑作・・・愛と癒しの物語・強烈なハッピーエンド ★★★★★
深井作品は「晴れたる青空」で多大なショックを受けてからすっかりファンになったのですが、これが最高傑作だと思います。

この作者さんは、言うなれば「透明感のある深い悲しみ」を描くのがうまいのですが(ほとんどの作品の登場人物が悲しい過去を背負っている)、この作品ではそれが一途な愛によって癒され、昇華されていく過程が丁寧に描かれています。

主人公の片方・滝野は家族に捨てられ、祖母と二人暮しの高校生。そして同じクラブの同級生・深町と卒業直前に互いが片思いし合っていたと気づいて結ばれる(実は2人ともゲイだった)。卒業して滝野は地元で就職、深町は東京の大学へ進学、遠距離恋愛となってちょっとしたすれ違いや、滝野の母の登場、などが『人魚姫』や『酸っぱいブドウ』の物語と絡み合いながらハッピーエンドに向かいます。

・・・とにかく心理描写が絶品です。
少年時代の滝野が母の言葉(「いい子にしていたら会いに行くからね」)を信じて暇さえあれば駅で母を待ちます。
「会えない夜 眠る前にいつも思ってた/たぶん僕はまだいい子じゃないんだな/明日はもっとがんばろう/もっとがんばれば きっとお母さんは むかえにきてくれる」
・・・泣きました。

ちなみに性描写は多めかな?巻末付録の『暴れん坊人魚姫』ステキです。

とにかく読んでみて欲しい作品です。
ベタボレ ★★★★★
ただただ、深井さんの絵と内容にホレました♡♡
12年前の作品を含めてドカンと新装版を出してくれた竹書房の英断に感謝。 ★★★★★

「滝野…お前っていっつも何を祈ってるの?」高校の卒業式を翌日に控えたある日、視聴覚室の暗闇の中で深町が発した思わぬ問いかけ…そしてふたりの苦悩とあきらめの日々は終わりを告げ、新たな煩悶と葛藤の日々が始まった―。BLコミック界屈指のヒューマンストーリーテラー、深井結己の原点であり、まぎれもない代表作のひとつである至高のマスターピースが装いも新たに待望の完全復刊!!思いの丈の詰まったたっぷりメモリアル描き下ろしに加え、幻の麗人デビュー作「ハルバート回廊の幽霊」も収録したファン必携の豪華プレミアム・イシュー!!!(以上竹書房HPより)

収録作品は「祈る人」「君住む街で」「いつかここでキスをしよう」「人魚姫・イン・ブルー」「彼氏のキモチ」「Sweet Grape」「ハルパート回廊の幽霊」「この馬鹿馬鹿しくも素晴らしき日々」の8本です。
「ハルパート〜」は麗人デビュー作、「この馬鹿馬鹿しくも〜」は表題作のシリーズの書き下ろし(というか、最新の2人?)です。
中表紙にカラーで過去の表紙は全部収録されていますが、雑誌掲載時にカラーだったと思われる(当時の掲載紙を見ていないので未確認ですが)作品のタイトル口絵に関してはカラーで全部のっけてほしかった・・・って、そこまで望むのは期待しすぎか・・・orz
世間にあまたある、ただ甘かったりエロかったりというフツーの(?)BLをお探しなら正直あんまりお勧めできない。
いろんな意味でガチンコな作品だが、だからこそ読者は間違いなく深町&滝野の恋を応援したくなるはず。
最近の「花音」や「麗人」で深井さんを知ったという人にこそぜひ読んでもらいたい。
深井結己の原点は紛れもなくここにある。