勉強になりました。
★★★★★
トラブル回避とトラブル歓迎。
皆さんはどちらが良いと思いますか?
秩序へのコミットメント(依存)と無秩序へのコミットメント。
違いが分かりますか?また、どちらが良いと思いますか?
この本は凄く勉強になりました。出逢えて良かった。
第3章が読めないくらいの絶句
★★★★★
第一章・第二章通して
私の”ココロ”には響いたものがありました。
宮台氏と高岡氏の歴史の知識量(知っていることを言葉にする)の
多さにはもう脱帽です。
第1章 教育
P22〜P37からの宮台氏が
”どんな社会を良い社会と見るかの価値観”の
説明部分(論理展開)には理解している云々ぬきに感動しますよ。
なぜなら、”そら”であれだけのロジックを
実際の講演会で話しているところを想像したからです。
ありえないくらいの知識量と分析力。そして表現能力。
どれくらい感動するかと言うと、
一体何がテーマだったのかを忘れてしまい、
司会者発言によってテーマが”教育”であることを思い出すぐらいに。
第2章 国家
宮台氏と高岡氏の論理展開の面白さには脱帽・・・。
悩める私(スーパーヘタレ)としては”真正右翼”の
宮台氏の論理展開に絶句。
第3章 犯罪
絶句したのでもう読むの辞めました(^^)/
心理学を学んでいなくても大丈夫。
★★★★★
社会学者・宮台真司と、精神科医・高岡健を中心とした、「こころ」についてのシンポジウムの記録。三部構成。
第一部 「教育とこころ」(学校・道徳の問題)
第二部 「国家とこころ」(愛国心の問題)
第三部 「犯罪とこころ」(修復的司法等の問題)
どれも全部内容の濃いものであったし、ボリュームのある「あとがき」も良かった。
難しい用語等についてもすぐに解説が入るので、前知識無しでも読めるようになっている(理解できるかどうかは別)。
心理学以外でも重要なことがたくさん書かれていると思うし、
心理学に全く関係の無い一般読者も興味深く読めるはず。
心理関係者は必見の書物です。
★★★★★
この日本においてなぜ摂食障害患者が増えているのか、DSM-Wでいうところの「パーソナリティ障害」なるものにラベル化されてしまうような人たちが増える世の中になっているか、こころの専門家が増える社会的背景などについてきわめて示唆に富む考察がなされています。いわゆるこころの専門家こそ必見の書物といえます。また非常に読みやすいもののかなりheaveな作品と言わざるを得ません。誰もが疑問に思っている現代社会の問題について5人の専門家が刺激的な討論を行っています。