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江戸の旗本事典 (講談社文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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これははずせない ★★★★☆
当時の旗本の生活や、用語を知るために、もっともいい事典です。
旗本の「戸籍」
死亡届のからくり
本家と分家の微妙な関係
厄介という存在
登城は馬? それとも駕籠?
なと、興味しんしんのネタがいっぱいです。
これ一冊で、旗本の全容がほぼ見えます。

家来を何人雇えるか?
という話では「300俵」「500俵」「900石」とそれぞれに説明があり興味ぶかい。

また、個人的には【主要人名索引】が、小説を読みながらすぐに引けるので、非常に重宝です。

現代の役所勤めとして、同情に堪えない話もいっぱいで、
あぁ、日本は昔と変わらないなぁと感慨にしたる部分も・・・・。


ただ、項目順という編集ではないので、知りたいことを探すのには向いていません。
索引もありますが、ルビがないので正しい読みがわからないものも。

こちらの事典が併用におすすめ。
イラスト・図説でよくわかる 江戸の用語辞典‾時代小説のお供に‾
柳営学の有用な入門書 ★★★★★
「近世武家儀礼・故実の本」などといったら堅すぎる。
かといってよくある「江戸の武士の日常生活」といった本でもない。
まさに「柳営学」のよくできた入門書であり、
旗本の俸禄制度、役職の内容と格、様々な儀礼、
日常生活、家政事情などを、興味深いディーテイルを
ふんだんに交えて論じてある。

サブタイトルにあるような時代小説・歴史小説の
書き手や読み手のみならず、あらゆる好古趣味的な読者に
強くお奨めできる。