オリジナルが読みたくなりました
★★★★☆
荘子の哲学の概要が、分かりやすい寓話(現代語訳+読み下し文)で紹介されています。
儒家と道家の区別も知らなかったのですが、そのあたりの哲学の系譜もわかって参考になりました。
ただ、解説の部分が、どこまでが補足の説明で、どこからが著者の主観的な解釈なのか
わかりにくかったのが残念でした。
今一つ納得できない解釈もあったので、オリジナルの翻訳のみをそのまま
読んでみたいと思いました。
なんだかリラックスできる一冊です。
★★★★★
あわただしい現代で、肩の力を抜いて悠然と生きてみたい人にお勧めの一冊です。
流れに身を任せる、欲を抑える、逆らわない、無用の用を知る、思い悩まないなど、
二千年の時を越えて伝えられた、悠然と生きる知恵がつまってます。
孔子の論語を論理的・左脳的思想だとすれば、荘子、老子などは感性的・右脳的思想だと
思います。それぞれ魅力があるので、時には論語的になったり、時には荘子的になったりして、
バランスよく付き合いたいと思います。
「道(タオ)と言うのは意識して感じるものではなく、五感さえも使用せずに無心になった
時に感じるもの」と言う文章が魅力的でした。万物の源だが、その実態は感知することができない
「道(タオ)」このなんともいえない、手ごたえのなさが「道(タオ)」への興味をさらに
深めます。
小さいことにくよくよせず、リラックスできるので、お風呂のような一冊だと思いました。
スマートな感じです。
★★★★☆
孔子や老子と違ってスマートな感じです。
かっこよく行きたいなら荘子ではないでしょうか。