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BLONDE/PASSION

価格: ¥1,200
カテゴリ: CD
ブランド: WONDERGROUND MUSIC
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   約3年半ぶりのスタジオ・レコーディング作品となるシングル。勝井祐二(ヴァイオリン)、坂本弘道(チェロ)、外山明(ドラムス)が参加している。「BLONDE」は鈴木祥子がピアノ弾き語りで歌うストレートなラブ・ソングで、エモーショナルな歌声に勝井のふくよかなヴァイオリンが絡み、静謐でありながら力強い曲に仕上がっている。一方の「PASSION」は、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ドラムスがスリリングにぶつかりあうアヴァンギャルドなアプローチ。その激しい演奏と、マリリン・モンローをモチーフにしたという歌の世界がよくフィットしている。有機的なコラボレートといえる傑作シングルだ。(小山 守)
違和感。 ★★★★☆
毎回期待を裏切ってくれる。
もちろん、いい意味で…。
今回もまた違う“鈴木祥子”に出会える。
しかしいつになったら本当の“鈴木祥子”に会えるのか?(永遠に無理か…)
おんなのこって・・・ ★★★★★
「せつじつさ」がこれほど心地よく響く作品もめずらしい。
半年ぶりのシングルは、ヴァイオリンにROVOなどで活躍する勝井祐二をむかえ、とてもドラマチックな曲に仕上がった。和製キャロルキング?とでも言えそうな、ピアノの弾き語りをベーズにした甘いメロディーの曲たちは、勝井のヴァイオリンによってさらに多彩さを帯び、息が止まるほどの秘めた情熱を手に入れた。

彼女の今まで発表した様々な曲の中でもベトに入るだろうタイトル曲の「BLONDE」は、シンプルな歌詞がメロディー・アレンジによってこれ程強いエモーションを与えられるるのよという好例であって、そこから引き出されるなつかしさも含め、普遍的なラブソングとして心に残り続けるだろう。2曲目のドラムとヴァイオリンの変拍子の掛け合い、3曲目のチェンバロの音色の優美さも含め、じっくりと向かい合って聞きたくなってしまう。かなり間口の広いアーティストだと思うので、是非一度聞いてみて下さい。

ズシリと残る喪失感 ★★★★☆
マリリン・モンローの伝記小説『BLONDE』に影響されて作られた①は、ピアノとエレクトリック・ヴァイオリンの柔かな演奏。それが却って詞の激しい情感を際立たせています。②は一転して激しい音の渦。煩悩(passion)と慈悲(compassion)…不安定な心の描写が胸に刺さります。そしてチェンバロの弾語り③で静かに幕を閉じます。全体に漂う喪失感は決して楽しい気分にはしてくれません。ただズシリと残ることは間違いありません。