自閉症特有のロッキングなど、何故するのかについては、これまで専門家による推測だけでした。そんななか、この本は、当事者さんによる一つの説明です。出版社は国リハ式＜Ｓ－Ｓ法＞言語発達遅滞検査の販売などで有名なエスコアールさんです。紀伊国屋書店さんでは平積みでした。２００７年４月に１冊、６月にはなんと２冊、８月に１冊、２００８年１月に１冊、２００９年２月にも１冊、合計６冊の御注文、まことにありがとうございました。２４時間ランキングから０７年７月１８日に１冊、１１月２７日に１冊のご注文、ありがとうございました。

著者は、１９９２年生まれの現在中学３年生心の中をスナップ写真で切り取ったような短い文章（言葉）が私の胸に刺さってくる。「僕がずっと困っているのは、目を見ていれば相手の話をちゃんと聞いていると思われてしまう事。目を見て話すことができるくらいなら、僕の障害はとっくに直っているはず。」「一人が好きなのでは有りません、みんなと一緒にいることが上手く行かなくて、一人で過ごす事になれてしまった」「時刻表は楽しいから好きです。誰が見ても同じで、決まったルールで表されているので分かりやすい」「苦しさを分かって貰えない、苦しい心は自分のたらだの中にためこむしかなく、感覚はどんどんおかしくなってしまうような気がします。」等著者の気持ちがぶつけられる。私の今まで、良かれと思ってやってきたことが全て的を射ない、本人にとっては困り感を増加させるものにすぎなかったのではないか？わたしの、３年間の努力は無駄だったのかと「戸惑い」を感じました。（０８年７月、１冊御買上）

彼の言葉に耳を傾けてください。
心を傾けてください。
魂を傾けてください。

純粋な彼を、
理解してください。
すると、
世界が広がります。

著者は、１９９２年生まれの現在中学３年生心の中をスナップ写真で切り取ったような短い文章（言葉）が私の胸に刺さってくる。「僕がずっと困っているのは、目を見ていれば相手の話をちゃんと聞いていると思われてしまう事。目を見て話すことができるくらいなら、僕の障害はとっくに直っているはず。」「一人が好きなのでは有りません、みんなと一緒にいることが上手く行かなくて、一人で過ごす事になれてしまった」「時刻表は楽しいから好きです。誰が見ても同じで、決まったルールで表されているので分かりやすい」「苦しさを分かって貰えない、苦しい心は自分のたらだの中にためこむしかなく、感覚はどんどんおかしくなってしまうような気がします。」等著者の気持ちがぶつけられる。私の今まで、良かれと思ってやってきたことが全て的を射ない、本人にとっては困り感を増加させるものにすぎなかったのではないか？わたしの、３年間の努力は無駄だったのかと「戸惑い」を感じました。

特別支援教育に関心がある人にお薦めします！日本の自閉症の中学生が書いた貴重な１冊です。是非当事者の声に耳を傾けて下さい。支援教育に必ず役立つことが書かれてあります。右下の［⇒詳しく見る］から「発達障害などに関する本」コーナーの他の本も是非ご覧ください。

自閉症の立場で彼自身が書いたなかなか知りえない気持ちが書かれた本です。
仕事の中でとても参考になりました。

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