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落語「通」入門 (集英社新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
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大変良く出来た落語の通史、題は「落語史入門」が良かったかも ★★★★★
落語に興味を持ち出すと、落語の起源とか、歴史にも興味を持つようになる。歌舞伎と同じで、上方で発生して、江戸に伝わり、幕末までには江戸の方が盛んになる。歌舞伎と違い、落語は上方勢が今でも大きな勢力を保っているが、そうした東西での起源、交流、勃興と衰退など、一次資料にも目を配りつつ、分かりやすく述べた良書。寄席のパンフなどにも頁を割いており、資料的な価値もある。修士論文並のレベルでは。
タイトルのみ減点、内容は良し! ★★★★☆
昨今の落語ブームということもあり、噺家自身が書いた入門書、案内書というような本が増えた。しかし、その中には、本人の名を使ってゴーストライターか取り巻きのスタッフが書いたのでは?と思わざるを得ない駄作も多い。過去には噺家の書いた名作も数多くあるが、その大半は半生記的なものか、エッセイである。そんな中で、噺家と寄席の起源をしっかり紐解き、幕末以降の江戸落語と上方落語の経緯を、自ら集めた資料・蔵書、そして諸先輩方の証言などから読み応えある内容で構成している本書は、異色と言える出来栄えだ。文章に衒いがなく、また「です。ます。調」での丁寧なリズムは、文我師匠の高座を聴いているような心地よさもある。惜しむらくはタイトルだ。正直なネーミングではあるが、「売り」を狙いすぎた感あり。すでに四代目として知る人ぞ知る噺家なのだから「文我の落語入門」などでも十分だったのではないだろうか。タイトルのみ減点とした。
落語草創期からをわかりやすく解説 ★★★★☆
落語がどんなふうにして起こり、成り立って来たのか順に解説をしてくれています。
東京と大阪、それぞれの落語を人物主体に紹介してくれています。
やはり黎明期の頃の物語はなんというのか、とても勢いというのか、民間から湧いて出てくるしたたかな強さを感じました。
私たちは「古典芸能」という伝統文化の一つとして落語を見るのですが、それが固まっていくまでの柔らかいところ、それがとてもおもしろく感じました。