初期の作品の頃の空気感が漂っています。

内容も前向きで、
さわやかな読後感があります。

久々にずっと手元に置いておきたいと
思える本に出合えました♪

一行、二行の詩から、
まざまざと世界が広がってゆく、素晴らしさ・・

そして、写真も夏生さんならではの観点で撮られていて、
何回見ても見飽きないほどです。

私は、夏生さんの撮る観覧車の写真が好きで、
今回も、観覧車の写真のページがあり、うれしかった。

散りかけの花火や、結晶の写真もすてき。

これは私にとって、保存版で、
繰り返し読みたい詩集となりました。

やがて今も忘れ去られ以来の、写真詩集。
「昔は読んでたんだけど、最近は読んでないんだよね」
という人にぜひ手にとってほしいです。
写真はより技巧的になったものも、今までのように自然を撮ったものと、
両方が存在していて、詩は恋の詩が多い。
まさに昔の銀色作品の路線です。
ずっと読んでる方にとっては「あぁこれこれ」としっくりくると思います。