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もっと、わたしを (幻冬舎文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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5人のそれぞれの物語☆ ★★★★☆
5人の主人公が関わりあうリレー小説。この方の作品を読むのは初めてでしたが面白く他の作品も読みたくなりました。
もっと、わたしを ★★★★☆
短編かと思っていたらちょっとずつつながっていた。
特別な驚きや感動はないけど、安心して読める一冊。
なかなか良い ★★★★☆
初めてこの方の本を読みましたが、この話はなかなか面白く読めました。
少し前に恩田陸さんのドミノを読んだのですがちょっと似てる気がしました。
5編からなるお話なんですがそれぞれ登場人物がなんらかの関わりがあり、前の話に出てきた人がちょこっと話に登場してきたりで面白いです。
こういう話の繋がり方は次のページにめくる速度を早めますね。
ただはじめの話は語り口調がどことなくイライラさせる感じがあり、数ページ読んだところで読むのをやめたくなりました。
次の話もこういう書き方なら読まずに本を閉じようと思ったんですが次以降は普通だったのでよかったです。
内容は面白かったんですが、一話目の書き方がどうも私には合わなかったので★4つ


゛たれもが、もっと、わたしを。 ★★★★★
なぜかもててしまったブサイク男、イケメンがあだになった男、性格のわるい人にほれた男、顔やスタイルをコンプレックスにしている美女、そして涙を武器に生きてきた女性の五人を、若干登場人物の重複があるリレー形式で綴った「ぶっちゃけ恋愛小説」。ロマンチシズムいっさいなし、醜い本音をユーモアに描く。彼彼女の結末はさんざんなようでいて平凡なようでもある。読後はフッと気持ちが軽くなるようで不思議とすがすがしい。やっぱりそれはウソのない人間の姿を描いているからだと思う。
“疑問な”男女の戦略と打算をポジティブに描く ★★★☆☆
 世の中には「あいつ何考えて生きてんだろう?」「あの二人どうして付き合ってるんだろう?」と素朴な疑問を抱かせる人間やカップルがいる。本書は、そうした“ちょっと疑問な”男女5人をそれぞれの話の主人公とした連作短編である。5つの短編の登場人物や舞台は少しずつ重なっていて、ひとつの日常世界を形作っている。つまり決して“疑問な”男女をピックアップした訳ではなく、意外にわれわれの日常生活を切り取れば“疑問な”人間、カップルが当たり前に存在するのである。人から見ればあなただってそうかもしれない。
 優柔不断男、自己チュー男、なりゆき男、美形貧乏くじ女、媚びまくり女...こうした主人公と付き合う相手や友人達も“ちょっと疑問な”人たちばかり。読み始めは、あまりにステレオタイプな人物像と、コメディ過ぎるシチュエーションにちょっと辟易するかもしれない。でも読み進めていくと、それぞれの主人公が表層に纏う“疑問な”人物像は自覚的な戦略であり、人との付き合いは打算であることが透けて見えてくる。そしてこの小説が面白いのは、そうした戦略や打算に主人公が一度は疑問を持ち、ご破算にした上で、結局は戦略や打算を必然的なもの、自らの生き方として積極的に選び取っていく、その姿にある。この二段構えが、「?(疑問符)」の人間を「!(感嘆符)」の人間に変換している。深く、ポジティブな小説である。
 5つの短編は作品によって出来に多少バラツキが見られる。やはり女性を主人公としたものが良く書けていると思った。