何回読んでも涙が出ます
★★★★☆
「商店街のかぐや姫」がいちばん好きです。なぜか、何回読んでもなけます。
男選びは、財力でも人間力でも顔でもない。自分を深いところから癒してくれる男だったら幸せになれる。ってことを私自身がやっと思えるようになってきたからかも。
平さんの小説は、ものの見方が透徹してクリアなのに、その鋭さを笑いでくるんで提供しているとこがすばらしいと思います。
彼女の小説家としての今後をとても期待しています。
21世紀の田辺聖子がやっと出たってかんじですね。
残念ながら
★★★☆☆
一人ひとりのキャラクターはきちんとできていて
よく書き込まれているなあと思うのです、思うのですが・・・。
作者の書く男性キャラがワンパターンなうえに、
個人的にあまり好きなタイプのキャラではなく、
読み終えるのがかなりつらかったです。
ストーリー自体も、残念ながら、私には共感できる部分が
ありませんでした。
これはもう、好みの問題かもしれません。
堂々たるデビュー作
★★★★☆
新人賞を受賞した表題作に書き下ろし5篇を加えた著者の第一作品集。
表題作では、昔付き合った男性のところへ借金を取り立てに行く30歳の女性の一日が描かれているが、新人賞作品とは思えぬ安定感とおもしろさ。アイディアは思いついてもこんな物語に仕立てられるのは並の力ではないと思う。多少の予定調和が感じられないでもないが、ディテールがしっかりしていてつい引き込まれてしまう。
一冊の作品集の中に、もうすでに成長のあとが見える。奥行きが増し、味わいが深まっている。
著者本人が高らかに宣言しているのも頼もしい。新世紀のユーモア作家として、業界でのさばる予定だと。
純愛ブームが去りつつある今、次代はユーモア・・・かどうかはわからないが、個人的にはブーム到来。じわっと活力のわく笑いを欲しているかたに、おすすめです。
後味は悪くないですね
★★★☆☆
短編集。
表題の素晴らしい一日は、借金をテーマにしていて、暗くなりやすい話をうまく軽やかに書き上げていて面白いと思います。
主人公の幸恵と友朗のかけあいは悪くないし、友朗の愛すべき甲斐性なし具合はある意味、あこがれます。(笑)。
他の作品も読了感は悪くないし、読みやすいので気楽に楽しめる一冊です。
がっかり
★★☆☆☆
表題作は一気に読めたけれど、あとはどれもこれもエンターテイメント性に欠けている。それこそ表題作一つじゃ短すぎるので、出版するのにあと何作かくっつけたようなというのは私も賛成。どってことない日常を物語化するにはあまりにつまらない。この著者の本はもう読みたくないと思っていたら、彼女が私にどんどん新作を送ってくる悪夢を見た。
通勤電車
★★★☆☆
悪くない作品だけど、私的にはイマイチ。登場する男性人が私が苦手とするタイプ(反面、羨ましい性格でもある)だからかもしれない。ちなみに6つの短編のうちで一番好きなのは『商店街のかぐや姫』です。でも、納得のいかない部分もかなりある。