ちょっとした気づき
★★★★☆
ひさしぶりに著者の新刊を拝見しました。
・アイデアに対しどれだけ早く出し、どれだけ量産できるか?
いま同時に読んでいる本にエンツォ・フェラーリのデザインを設計された奥山清行さんの本を読んでいるのですが、
彼も10000のデザインの中からでたひとつのデザインがチャンスにながったというエピソードを語られており、職業は違えど衝撃を受けたこととリンクしました。
加えて、アイデアが自然と出る雰囲気、最初に出たばかげたアイデアを失笑しない雰囲気というのは本当に大切で、脳構造を含めた理解が場を仕切っている者にあるかどうかがとても大切です。
・会社のお金を使って研修に強制的に連れてこられる人と自腹を切ってその場に自ら参加している人の吸収度が違う
間違いないです、これはまちがいない。
・売れないときにどうすごすか?注文がないときにどうするか?
売れはじめて売ることに時間とエネルギーをとられすぎて次の新商品を開発できないというワナは、商売や事業に起こりうる落とし穴のひとつですが、個々人についても同様で、たとえば新人のころに管理職向けの本も読んでおくとか、なってから対応するのではなく『そうなるまえに、いかに準備できているか?』というところがとても大切だと思います。引き出しの多さは売れないときほど差がつきます。
・一直線に成長ではなく、Sカーブで成長のイメージ
これはおもしろいですね、踊り場をつくっておくという表現がなるほど!とおもわず声を出してしまう。
・キャラクターに変身する
架空の人物になりきるという発想もおもしろかったです、子供がヒーローになりきるような感覚とまったく同じなのかもw
久しぶりに拝見しましたが言葉のチョイスはさすがですね、一言でバシッと決めるところがすばらしい。