さすが、うまい!
★★★★☆
うまいんですよ、榎田 尤利 という人は!
文章が、するする〜〜っと入って来るカンジ。
漫画家シリーズってことでしたが、今回は主人公たちのもっと違う性格を予想してたので、ちょっと星を一つ減らしました。魚住君シリーズを、初めて読んだときのような斬新さはないです。でもやっぱり面白い!
また、気が弱い漫画家&世話したくなる攻め男、ってカップリングです。
学生時代から好きだった男・飴屋に、同窓会で再会。
偶然、同じマンションに引っ越して、嬉しいけど正体を話せないから困る。
そうこうしてるうちに、いつの間にか飴屋も「愛売る」の隠れファンになっていて、最近ふらふらになっている泉が気になって仕方ない(修羅場中なんですね)といった、王道?のすれ違いラブです。
でも中篇なんですよね。残り半分は、傲岸不遜な担当編集者・橘と、泉のマンションの1階にあるコンビニで働いている、謎の男・史織のお話です。