インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

試練が人を磨く 桑田真澄という生き方 (扶桑社文庫 く 8-1)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 扶桑社
Amazon.co.jpで確認
勘違いしていました。 ★★★★☆
マスコミの報道から受けるイメージから、今まで筆者の人物像について勘違いをしていました。
しかし、読み終わってみてやはり一流選手には、素晴らしい魂も備わっているのだなと改めて感じました。
非常にストイックな筆者の生き方は、まさに頭の下がる思いです。
読み終わった後、自分にもアドレナリンが充填されるのを感じられました。
スポ根が好きな方には、特にお勧めの1冊です。
プロフェッショナルの人生観 ★★★★★
彼の生き方、考え方は僕の指針になっている。彼のように生きたい、と思える人。ノートの書き方も参考にしている。高校時代からプロでのし上がり、94年のMVP獲得までが話の中心で、その間、桑田がどのような考えに基づいて、日々どのように過ごしたかがよくわかる。心に残った言葉を書き留める。

-生きる目的は、自分を磨くことだと僕は思う
-目の前に起こったことは、すべてパーフェクトなのだ
-とにかく感謝することと驕らないこと、そして自信を持つこと、この三位一体だ
-「オレが一番大切にしているのは、プロセスなんだ。今は結果が出ないけど、必ず何年か後には、今やってることがプラスになる」そればっかり信じて、挫けそうになる自分に、いつも言い聞かせていた。
-幸せになるための要素が、三つある。第一は、健康であること。健康であることに命を賭けろというのが、僕の持論だ。第二は家族だ。第三が仕事だ。
-いろいろ目標を立てて、それに向かって努力するのが、僕のやり方だ。
-自分の仕事に対して努力していること、精一杯頑張っていること、それが僕のプライドなのだ。だから、プライドを傷つけるのは、自分自身でしかない
ホンモノのプロの精神力の強さを感じる ★★★★★
プロに入ってから数年の彼は、完全に悪役だった。引退した今、やっと否定的なイメージは薄れ、むしろ中年の星のような存在になった。悪いイメージがマスコミにより植え付けられたのはあのドラフト事件からだった。本書を読んで真相が分かる。彼は、ドラフト当日から数えて100日前から毎朝、毎晩、お祈りをしていたのだと言う。祈りの内容は「僕にとって最高の道をください」というものだった。そして、巨人以外から指名されたときのために大学受験の勉強をしていた。巨人密約説は全くのでっち上げなのだ。誤解を生んだのは、弁明をしないという彼のポリシーによるものだったのかもしれない。その後のスキャンダルのときも彼は弁明をしなかった。そして現役の間中、自分の生き方を貫いた。高校時代、朝5時半に起きてトイレ掃除、グランドの草むしりをして、お祈り、それから練習。それを楽しくやっていたという。そんな彼もプロで洗礼を浴びて、自暴自棄になりかけるが、そんな彼を変えたのは、グランド・キャニオンの大自然だという。仕事に対し努力すること、精一杯頑張ることがプライド、だからプライドを傷つけるのは自分自身でしかないという言葉にはプロフェッショナルとしてだけではなく、桑田真澄という人間の精神的な強さを感じる。
前向きな人 ★★★★★
桑田投手のリハビリ中のランニングの後が今でもジャイアンツ球場に残っていて
桑田ロードと言われているようです。
PLの先輩清水さんの分まで頑張ろうとしていたのだと思いました。
最近テレビの解説としてでてましたが、凄く体験談を交えていい話だと思ってました。
現役を引退しましたが、第2の人生も頑張ってほしいと思ってます。
プロセスが大事 ★★★★★
95年に刊行された単行本を文庫化したものを、更に昨年、パイレーツを退団した後に加筆されて出版された本です。
最初に出版された時、桑田さんはその年の5月に対阪神戦でファーボールを捕りに行って大怪我をし、復帰まで約2年間かかることも、02年巨人が日本一になり、自身も最優秀防御率投手賞とゴールデングラブ賞を獲得することも、06年に巨人退団、パイレーツとの契約、07年のメジャー登板も知りません。しかしながら、桑田選手が何を目指して野球に取り組んでいたかが書かれていて、こうした結果になるという事がすでに予言されていたような内容です。特に「結果の上にプロセスがある」という考え方に立つと、すぐに結果を求められていたはずのプロ野球選手の言葉とは思えないほどの説得力があります。
他にも、運命のドラフト事件の誤解や、金銭疑惑、野球賭博事件、不動産での借金などのスキャンダルについても、桑田さんの言葉できちんと書かれていて、それを戦ってこれたのが、小・中・高校と野球がうまいことからこそ受けたイジメに負けなかった事だというのが桑田さんの強さなのだと思います。また、桑田さんが世界一のバッターだと思っている清原選手とのエピソードや、桑田さんが特に好きだという長嶋監督の練習についての言葉は、何を持って相手を認めるのかという良い例だと思います。
95年当時にすでにこの本に書かれていた桑田選手の更なる未来が実現するよう、応援します。