自然との対話を試みよう
★★★★★
「あがめる」ことの本筋は宗教ではなく自然崇拝ではないだろうか。
もちろんキリスト教や仏教にもいいところはあるし、
それを否定するものではないが、
「自然」にはそれを超越する何かがある。
たとえばどうしようもなくふさぎ込んでいるとき、仏典や聖書を読む元気はない。
けれども、圧倒的な自然の中に身を置くと、
迷いや苦しみが軽くなることがある。
それは私だけだろうか。
アメリカインディアンは、花にも鳥にも木にも太陽にも教えを請う。
大自然の「生」の営みを肌で感じることで、
自らを解放しようとする。
母なる大地の胸の鼓動の
響きに戻れ。
若木がその親の松のささやきを
習うさまに目を留めよ。
(中略)
あなたの心が行なっているのはどんなこと?
あなたは何になろうとしているのか?
常に目の前には選択肢が広がっている。
あなたが実行しようと選んだものが
未来のあなたになる。かんたんなこと。
じっくりと読み込んでよし、パラパラとめくってもよし。
ここから何かを得ようとするのではなく、何かを感じて欲しい一冊である。
そして近所の公園でも丘でもいいから、ちょっと出かけてみたいものだ。