ことばの不思議さ、面白さの再発見
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「ことば」は考えれば考えるほど、不思議で面白いものだと思うのですが、学校で教わる言語学は細分化されすぎていて、面白いと思う前に難しさの壁にぶつかります。この本は、そんな意味で言語学の入門書として最適です。人間のことばだけに絞り込まず、副題にあるように「アリのことばからインターネットのことばまで」幅広くことばをとらえ、ダイナミックに「ことばの歴史」を肩のこらないスタイルで教えてくれます。ことば好きにはこたえられないスケールの大きな本として推薦します。著者は未解読文字研究の第一人者だそうです。