世界には“差別”という理不尽極まりないものが存在しそれは“人種”などであるが我が国日本では“男尊女卑”という差別がある(これは日本のみならず各国にもある)。 この男尊女卑というものは簡単に言えば“女性差別”であり、日本ではこの男尊女卑により女性が男性から低く見られている(これは余談であるが、女性が男性に意見すると男性に総掛かりのイジメに遭うらしい)。 しかし、男性社会という中でこの本の著者、倉田真由美は駄目男を痛烈に批判したこの本を出した。 内容はかなり駄目男を批判しており、女性には面白いものであるが、男性にして見れば見事に痛いところを突かれており後ろめたいかも知れない。 しかし、近年男性によりDVやストーカーなどと事件により男性の印象に泥を塗っており、これは僕個人の意見に過ぎないが、この本は男性に対する“説教本”とでも言っていいだろう。 全く、人間と分からぬものである。

各話の幕間コラム（！？）にはくらたまの私の愛した少年マンガ、担当者ともりんの裏話、挿絵でたびたび息子さんも登場でした。
だめんず写真館では「うる星やつら」のコスプレをしたヨーコ会長がめっちゃかわいい！！
中村うさぎさん、林葉直子さんら有名人のだめんず話や、黒い五連星ミヨちゃん登場などまたまた衝撃的。
巻末付録の書き下ろしのマンガは西原理恵子さん風のちょっぴりほろ苦い少女の思い出話でした。

作者、読者の実体験をコミカルに表現し、『あるある。』、『そんな奴いるなぁ』とか『そんなにもヒドイ男もいるんだ！・怒！』と笑いながら熱くなれる一冊です。読み終えた後、『男運の悪い女性が世の中にこんなにもいたなんて。』と妙な仲間意識を感じるとともに、何か吹っ切れたような、励まされたような、不思議な爽快感が残り、だめんず体験者も、そうでない人にも、楽しく読めます。男性にも、だめんずにならない為に是非、読んでいただきたい！