インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書 (691))

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
Amazon.co.jpで確認
いのちの根底に横たわる生と死の物語 ★★★★★
この本を読んだのは、遠い昔の事だ。中公新書の新刊棚で、ふと手にした新書に、衝撃を感じたのを憶えている。当時、A・モンタギューの「ネオテニー」やR・ワトソンの「生命潮流」、「J・B・Sホールデン伝」などの、著書を読んでいた投稿者に取り、それは、新世界観とでも謂える類の本であった。遥かなる、遠い過去に、母なる海に生まれ、あらゆる地上の生命は、その体内に海を抱いて上陸して来た。そんな気の遠くなる、偉大なる過去と、遥かなる未来への、いのちの物語である。遺伝子の中に含まれる80%の謎の部分は、いのちの遠い過去の苦闘の跡が刻まれた物であろうか?、我々が、いま、ここに在る事の深い神秘を、自ずと呼び覚ます、豊かな、例え様も無い、遠い過去から延々と繋がる、いとおしい、いのちの物語である。個体発生は系統発生を繰り返す。とは、ヘッケルの言説であるが、その事を、三木成夫は、着実に実証してゆく。ということは、我々の深い内部には、魚の魂と、恐竜の心が、今も深い部分に貯蔵されている事を示している。この地上の、あらゆるいのちは、皆、繋がっており、母の胎内とでも言いうる古代の海を一人一人が、その体の中に持っている。

古代の海の成分は、我々の血液の成分に酷似している。そして、いのちの上陸に、深い影響をもった、植物の上陸がある。動物が海から地上に降り立つ事ができたのは、すべて、植物の御陰なのだ、硫酸や塩素系の空気を、光合成で、動物が生存できる環境に変えたのは植物であるからだ。植物こそ、あらゆる動物にとって神とでも謂えるだろう。海中の魚は、えら呼吸を肺呼吸に変化させ、肺魚として、海と地上を行き来して、母なる海から上陸したのだ。それは、いのちに取り、決死の冒険であり、魚にそうさせた、動因が何であるかは、今の所分からない。しかし、その動因は、二十世紀の人類の宇宙への上陸に似ているであろうか?。三木が、発生の研究をしていて、鶏卵の変化を記述しているが、是もまた印象的であった。

たまごは、孵卵器での四日後に弱るという、鶏卵業者から言われた、その事は、いのちの上陸の現場を見ている事なのだという。彼は、成長しつつあるヒョコの胚の、血中のアンモニアが尿酸に変わる事で、それが、魚から両生類への変化を見ている事に気が付く。彼は、驚きと興奮で一杯に成るが、だが、それは、既に、J・ニーダムに依り実証されている事であったのである。三木成夫の悔しさと、ニーダムへの尊敬と驚きが見て取れる。この様な経験が、おそらく、三木を単なる医者としてではない、一種の生命思想家、いのちと地球の行く末を見つめる哲学者としての視野の原風景に成っているに違いない。多くの人に読んでほしい本だ、人類の今と未来にとっての存続への危機感と、今こうして、いのちが栄えているが、何時かは、滅び去るいのちの物語として。再び云う、我々のこの肉体は、十数億年前の太古の海を体内に抱いて陸地に上ったのだ、そして、潜在意識の底には遠い遠いいのちの歴史を溜め込んだ一種のカプセルと言える、惑星地球といのちは、本当につながっており、この奇跡の星に生まれ来た我々は、今のような生き方を変えなければ成らない反省に立つ事を、この本は教えている。
似非科学 ★☆☆☆☆
一言でいうと、エセ科学。
科学としての文章ではない。
著者の個人的な思い込みを、「〜でなければならない。」とよく表現されているのが痛い。
「芸術家が生物学を語った」と言った感じ。

胎児は何を考えているのか ★★★★☆
胎児の夢について、その科学と

想像から迫っていきます。

読み終わる頃はその世界に引き込まれます。

奇抜な作品と言えるでしょう
起源に想いを馳せてみる? ★★★☆☆
 発生学に興味があり「内臓のはたらきと子供のこころ」に
引き続き本書に挑戦してみたのですが、やはり難解でした。
専門用語が多い訳ではありません。おそらく余りに内容が
文学的(?)に書かれているためなのでしょう。

 分かりやすい発生学やその知識などは本書には、
期待できません。しかし、ヒトの生命やその起源について、
普段意識しているような時間軸を飛び越える大きな流れを
実感させてくれるはずです。
これが「生命誌」という分野の”はしり”だったのかも知れない ★★★★☆
脳科学者・茂木健一郎氏の本で著者の名を知り、興味を覚えた。
「人間の胎児は、母の胎内で、数億年の進化の歴史を追体験する」…という有名な話の、つまりこの人が“元祖”的存在らしい。なのですが…この本は「新しい科学的知識を得たい!」というようなニーズには、多分、全然、適していません。
 四半世紀も前に書かれた本なので情報や学説が古いのは仕方ない。が、そもそも当時のスタンダードな学説に依拠した内容かどうかさえ怪しい。というより、これは「科学書」ではないのではないか。SFというか、「サイエンス・ロマン」とでもいうべきジャンル(が存在するのか、よく分かりませんが…)の本ではないか。
 この本で著者が繰り返し述べていること。それは…
 「我々の生命は、この地球上で数十億年前に生まれた最初の生命から、途切れることなく続いてきたものだ。その間、地形や気候の大変動など、絶滅に瀕する危機と度々戦いながら受け継がれてきたのだ」…という、つまり「生命の神秘」「生命の尊厳」というメッセージを、様々な事例を持ち出し、さまざまな角度、次元から、力強く訴えている。
(若き日の)脳科学のスーパースターに強烈なインパクトを与えたのは、この「強い思い」と「伝えようとする力」だったのだろう。「科学知識」ではなく、彼のメッセージを受け止めよう…そんな思いで読むべき本だと思います。
胎児の世界 人類の生命記憶/三木成夫著 ★★★★★
今回の購入書籍は、以前から欲しかった書籍ですが、ショッピングポイントなどを使って予想以上の廉価で購入でき、喜んでおります。