ちょっと一休み
★★★☆☆
新年を迎えた磐音は、早々に草鞋商の越後屋の災難を解決する。
磐音はとうとう、名探偵になってしまったのだ。
もちろん、剣豪の働きも冴えており、はるか伊豆まで出張する。
相手は、渡世人相手なのだけれど、こういうときは、その渡世人が実はそんなに悪いヤツじゃなくって、何となく磐音が話をうまく収める。
という展開がよいのだけれど、それはまあ権蔵親分だけにしておきたいらしく、この巻では、悪役の渡世人はやっつけられる。
悪いヤツだから仕方ないか。
長い長編シリーズものだから、小康状態の巻もあるのだろう。全体として、おとなしい話ばかりのような。
まあ、それもいいか、妹の伊予も結婚が決まり、長屋の師匠幸吉の奉公先も決まったのだから!