珍しく人間臭い黒崎が垣間見れる
★★★★★
今回は、ブランド品にまつわるトリック詐欺と
巨額投資詐欺の2編・全11話が掲載されています。
トリック詐欺では、氷柱(つらら)の父親が登場、
黒崎の標的と関連性が出てきてしまいます。
しかし、今回は非常に人間臭い黒崎が垣間見えます。
今までの展開であれば、絶対口にしないようなセリフが出てきます。
さらに、元締め・桂木の手下である早瀬が造反。
物語りも面白くなってきています。
今までは、詐欺の手口がどうしても目立っていましたが、
少しずつキャラを掘り下げてきているのかもしれません。
ますます面白くなってきました!
ベンチャー企業への投資は詐欺だらけなのかなあ。
★★★★☆
竹本淳一と申します。クロサギに出てくるようなベンチャービジネスへの
投資話は時々舞い込んでくるのですが、詐欺だろそりゃ!詐欺まがい?といった臭いがするものが残念ながら多い。
この本は漫画とは思えないほど、実にわかりやすく手口とかを書いてくれますね。いつも献血ルームで読んでいます!!
詐欺話は、オレは絶対に大丈夫と思った人こそやばいらしい。気をつけよう!
つながるだけでいい
★★★★★
ブランド商品にまつわる詐欺と投資ファンドにまつわる詐欺。人が心を揺さぶられるものには必ず騙す人がいて騙される人がいる。みんな知っているけれど詳しくはないという、知識の格差が詐欺のタネになるのだと思う。
今回は黒崎の心を揺さぶる事件だったなぁ。氷柱の家族には自分の家族の姿を重ねてしまったし、小柴にはクロサギをやる動機を揺さぶられてしまった。お金だけを見ていれば心なんていらないだろうけれど、お金の周りには必ず人がいる。その人達が黒崎にどんな影響を与えていくのだろうか。