読んでよかった
★★★★☆
著者は冒頭で「人間は、人生の岐路に直面したとき、何かしら暗号めいたものを受け取るのではないかと私は思っています。その暗号をどのように感じ、読み取っていくか...(中略)皆さんのヒントになれば...」と述べていますが、私はこの本から本当にヒントを頂きました。特にひかれたのが「良い遺伝子を目覚めさせる方法」「声をかけられたら、とにかくまず応じてみよ」などです。ちょうど迷っていた時期だったので自分の思う方向に背中を押してもらったように感じました。(単純と言えば単純ですが...)著者はレニンという酵素を研究する科学者で、本の中には遺伝子ON/OFFの話をはじめ、科学に関連する例が多く出てきます。人生論・精神論的な話を科学という一見関連のなさそうな視点からみると改めて気づくこと・理解できることがありました。
ヒントを見つけられる?
★★★★☆
何をどうすればいいか分からなくてとにかく迷っている人、今が人生の転機、岐路だと感じている人にヒントをくれる本です。科学者である著者が人生の転機・人生の捉え方・人間とは?などについてただの精神世界論ではなく遺伝子をキーワードに持論を展開させています。この本を読んだおかげで遺伝子が身近なものにそして一方ではさらに果てしなく不思議なものに感じられました。人間とは?自分とは?より良い生き方とは?科学の分野というともすれば正反対に見える角度から見ることで新たな気づきが得られる貴重な本だと思います。ただ、読むだけで元気がもらえる・癒されるというような類の本ではないです。自ら自分と照らし合わせて読み進め、ヒントを得られるかどうか、読む側の姿勢も大事かも。。。