残酷なる「星世界」への扉
★★★★★
本書は星新一先生のショートショート集の中でも
残酷さが際立つ作品がそろっております。
その中でも特にすごいのが
「白い服の男」 平和を求める姿に狂気が宿る不条理なる傑作!!!
「悪への挑戦」 「正義」の持つ残酷さが浮き彫りとなっております。
「老人と孫」 ホームドラマと残酷劇が合わさった一編
「特殊大量殺人機」 残酷な機械がもたらす素晴らしき不条理喜劇
覚悟を決めてご覧あれ!!!
さすが星新一です。
★★★★★
この本は、星新一お得意のショートショート作品ではないのですが、さすがにあっと言わされるような驚きのラストは、星新一らしさが出ている作品だと言えるでしょう。一度読めば、星新一ワールドにのめり込んでしまうこと請負です。日常に追われ、疲れている時に、一服の清涼剤になることでしょう。ぜひ一度は読んでいただきたい作品です。お勧めです。
老若男女を問わず大いに楽しむことができると思います
★★★★★
目次
白い服の男
月曜日の異変
悪への挑戦
老人と孫
テレビシート加工
矛盾の凶器
興信所
特殊大量殺人機
ねぼけロボット
時の渦
解説 生島治郎
カット 真鍋博
本書は1968年10月に早川書房より刊行された「午後の恐竜」の後半の10編を収録したものです。前半の11編は新潮社文庫「午後の恐竜」に収録されています。
1000編を越すSF短編小説を残し、ショートショートの神様と呼ばれた星新一さんの作品10編を収録。
短編なので読みやすく、それでいてしっかりオチがついていて、時には自分の考えの及ばないような意外性のある結末に感心し、自分とは違った新鮮な考えに触れ、ものの見方や考え方が広がったような気がします。また、星さんの作品は後世多くの人々に読んでもらえるようにと、具体的な地名や人名といった固有名詞をなるべく登場させないことで、通俗性を出来る限りなくし、読みやすく分かりやすい文章で書かれてます。そのため老若男女を問わず大いに楽しむことができると思います。
やっぱり星新一
★★★★★
おもしろいです!
便利になった世界や未来の世界の矛盾など
やっぱり最後にはおぉっと言ってしまうもの
ばかりだと思います。星新一の世界を
存分に楽しめる一冊ではないかと思います。
う
★★★★☆
星新一の傑作短編。
白い服の男は、現在でも問題になる絶対矛盾を書いたもの。
素晴らしいできばえ!