でも好き。嫌いになんてなれない。ぜんぜんフォトジェニックでもないしショウビズ界を上手に泳いでいける感じもしない。でも彼女には稀代の「声」がある。それだけで十分。
特に全曲カバーの今作の中でもTr.6は頭ひとつ抜き出た傑作である。旅先のアンコールワットの夕日を見ながらSarah McLachlan「Building A Mystery」と共によく聴いた。実に懐の深いスルメアルバムである。