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Relish

価格: ¥946
カテゴリ: CD
ブランド: Island / Mercury
Amazon.co.jpで確認
ソウルフルで、セクシー。もし今、ボニー・レイットが若くてこれからキャリアを始めるところだったら、まさしくこれをやったはず。(Jeff Bateman, Amazon.com)
「重く、深く、詩的」!。。。「特別な名盤」! ★★★★★
 1995年、Joan Osborneの1stアルバムです。
 
 サウンドは、70年代ロックや、カラカラに乾いたホコリっぽい南部系のサウンドです。
 歌は、とてもオーガニックでエモーショナルな歌唱ですが、
精神的には、Bob Dylanのように、「深く、重く、詩的」で、どの曲にもストーリーを感じさせます。

 楽曲・サウンド・歌唱・歌詞と、どこをとっても、
心の中の深いところを、曝け出したり、えぐり出したような"Naked"な感じで、リスナーの心の深い部分と共鳴します。
 癒しとかではなく、現実的で、Heavyで、時に厳しく聴こえるサウンドです。
 
 私は、このアルバムを聴いているときは、知らず知らず「現在の自分」「過去の自分」を内省しています。
 落ち着いて、Joan Osborneのサウンドの波に揺られて、じっくりと内省です。

 そのまま曲が進んで、「One of Us」が流れたときは、「祈り」「至福」を感じます。
 「もし神が、我々の一人だったらどうするだろう」。。。この瞬間が、たまりません!

 このアルバムは、90's名盤です。
 それも、「一般的な名盤」(いい曲が詰まっているCD)というよりも、
むしろ、「特別な名盤」(特別な曲・フィーリングが詰まっているCD)です。
 このレビューにご縁があった方、みんなに聴いていただきたいです。
(中古、安いです。。。が、決して、使い捨て音楽ではありません)

(参考)
 日本盤には、
ボーナストラック3曲「Crazy Baby (Live)」「One of Us (Live)」「Spider Web (Live)」を追加収録した
「レリッシュ+3」があります。
ギターがないてる!! ★★★★★
衝撃の出会いでした。哀愁ただようロックしてます!"one of us"は特にいい!!名曲っていう言葉じゃ表せないくらいです。2時間の映画を見るよりドラマしててすっごく切ないです!!
渋~いデビュー作 ★★★★☆
 才能の大きさを感じさせる傑作デビュー・アルバム。暑くごつごつとした古めかしい音作りは、ザ・バンドとか70年代のアメリカのロックを思い出させます。ビリー・ホリデイが好きというのも納得の情感に訴えかける歌声も素晴らしい。迫力満点の1曲目、ディランのカヴァー2曲目、7拍子の好きな僕にはたまらなかった3曲目、大ヒットした6曲目(映画「オースティン・パワーズ・デラックス」で替え歌にされちゃった)など、全体の出来がとても良く、95年のフェイヴァリット・アルバムでした。
 アラニス・モリセットと同時期にデビュー、二人揃ってグラミー賞に多数ノミネートされましたが、結果はご存知の通りアラニスの全勝となりました。彼女の悔しそうな様子が忘れられません。
アメリカの田舎には本物のロックが眠っている ★★★★★
元々は音楽を目指していなかった遅咲きのシンガー。'95年のデビュー作の本作がいきなりトリプルプラチナム以上となり、ブレイクしました。
'80年代中頃に売れていたHootersのソングライターコンビ、エリック(G)とロブ(Key)が曲作り・演奏に全面支援。
'90年代に入ってHootersは「Out of body」など出しますが、正直言っていい曲がなくもうだめだと思っていました。そこにこのアルバムで、ジョアンとの共作を中心に完全復活。
①からいきなり心が持っていかれます。泣きのフレットレスベース、せつない歌声、「聖テレサ」という歌詞を読めば分かる皮肉なタイトル。
Hootersの(良くも悪くも)個性のひとつ、宗教的主張がとてもシンプルかつ生活感のある歌詞となって、シングルチャートNo.1になった⑥、オマー・ハキムのドラムすら溶け込んでしまう素晴らしいアンサンブルの⑧、などとにかく曲の完成度が高く、飽きさせません。
ラストの⑫、一見お手軽に作ったジミな歌に見えて、シンセとギターが後ろでどこか小さな狂気をちらちらさせる、そういえば歌詞もなんとなく・・・。
広大なアメリカには、突然こんな名盤を出してくる懐の深さがある、そう感じさせる1枚です。
お手本 ★★★★★
ほんとうに「良いものは良い」と言い切れる音楽は、はたして世の中にどのくらいあるのだろう?このアルバムはそれに答えてみせる一枚だと思う。ほどよいテンションの演奏、オーソドックスであるがエモーショナルに歌いあげるジョーンのヴォーカルがすばらしい。全編にわたってバックアップする元フーターズの面々、とくにエリック・バジリアンのギターが冴えています。90年代を代表する名盤だと思います。