写真家???
★☆☆☆☆
海洋上の写真の数々。
水平も取れていない写真に、見ているだけで酔いそうになりました。
その技術はあまりにもお粗末。
彼女は「写真家」と名乗るべきではありませんね。
「ホクレア元乗務員」とでもするべきでは?
ホクレアについては誰よりも詳しいのは間違いないでしょうから。
明日が待ち遠しくなります
★★★★★
5ヶ月にわたるホクレアの旅を一晩で、なんて、もったいない気がしたけれど、ドキドキしながら一気に読んでしまいました。
読み終わった今の気持ちは、すがすがしくて晴れやかで、なんというか、明日が待ち遠しいかんじ。
著者の文章はまっすぐで、心にすとんと落ちてきます。
旅の舞台になった海や空やホクレアの船の上の情景を想像しながら、自分まで気持ちが大きくなるようで、読んでいて気持ちよかったです。
ハワイについて、日本について、自然や文化や平和について、自分の生き方について、これからについて、などを改めて考えました。
柔らかく書かれているのだけれど、本を読んでいる一人一人にそれとなく問いかけてくるような、そんな印象を持ちました。
この本を手に取った人たちが、また翌日から気持ちを新たに過ごしていけるといいな、と思います。
それから、写真がいいです。見開き1ページに広がる青い海の写真などは、吸い込まれそうに深いです。
ステキな本をありがとう。
内野さんのこれからにも期待!
★★★★★
本当にすばらしく、何度も涙があふれました。
すべてがかなり順調にすんなりいってしまった印象はありますが、それよりも著者の自然に対する表現、人に対する純粋な心、宇宙の中のちっぽけな星で、毎日ひしめき合いながら暮らす私たちにとって大事なものを思い起こさせてくれるものがぎっしり詰まった本だと思いました。これからも、内野加奈子さんの活躍を期待します!
ハワイの横顔が見える本
★★★★★
自ら航海中に撮ったカヌーや様々な海の表情、男前(男も女も)なクルーの写真の美しさもさることながら、素直な文章もすばらしい!
星や月など自然の手がかりを読みながら、進路を決めていく伝統航海術の様子も分かりやすいし、航海しているクルー同士の深い絆や、なぜ今の時代に敢えてホクレアで航海をするのか、その意味を問いかけ確かめ続ける真摯な姿勢が、彼女の文章から、ストレートに心に伝わってきました。
「私たちの身体には、本当にたくさんの感覚が備わっている。少し意識するだけで、感覚はぐんと研ぎ澄まされ、見えなかったものが見え、聞こえなかったものが聞こえてくる。」
本の中の一節です。鳥肌立ちました。
読み終わったあと、自分の周りに当たり前のようにあるものを、大切にしようと思いました。あと、「冒険」したくなりました!
ハワイの優しさが好きな人、海が好きな人、日本でも昔からあるものを大事にしていけたらいいな〜と思ってる人にお薦めです。
遠くに離れても、つながれるということ。
★★★★★
いっきに読むのがもったいないので、ゆっくり読みました。 一行読んで、空を見て、一行読んで、海を思い出して、星を思って。
ホクレアクルーにも降りそそいだだろう北極星を見て、月を見て、その時吹いただろう風で太平洋を旅してみる。
すべて想像の域を出ないかもしれないけれど、でも、きっと魂でつながれる。そんな気がしました。
そして写真。ホクレアクルーを通じ、歴史の中で継がれた命(あるいはつなげた命)。物に宿る命。事に宿る命。著者が写しだしてきたものは、まさに「そこ」にある命の集積だと感じてました。
つながっている。それを思えて嬉しくて、コメントさせていただきました。
Thank you for being there!!